中高年のいちご栽培従事者における身体的疲労部位と関連作業要因

中高年のいちご栽培従事者における身体的疲労部位と関連作業要因

レコードナンバー720010論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011651NACSIS書誌IDAN00196216
著者名百瀬 義人
末永 隆次郎
畝 博
書誌名日本農村医学会雑誌
別誌名日本農村医学会雑誌
Journal of the Japanese Association of Rural Medicine
発行元[出版者不明]
巻号,ページ54巻・ 2号, p.97-106(2005-07)ISSN04682513
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抄録新しい栽培方法による労働態様の変化、並びにいちご栽培従事者の高齢化が進行している。それに伴い、中高年のいちご栽培従事者に対する新たな疲労対策を講じる必要性が高くなった。本研究では、いちご栽培作業による身体的疲労部位を明らかにし、改善すべき作業要因を見出すことを目的とした自記式質問紙調査を実施した。解析対象者は40?69歳までのいちご栽培従事者1113名(男性681名、女性432名)とした。身体的疲労部位の訴えでは、腰が最も多かった(男性74.0%、女性73.8%)。次いで、肩(男性49.6%、女性60.4%)、目(男性45.2%、女性50.9%)の順だった。これらの疲労部位と作業要因との関連を検討するため、ロジスティック回帰分析法を用いた。年齢、作業時間、及び睡眠時間で調整後のオッズ比(OR)と95%信頼区間(CI)を求めた結果、腰の疲労と最も強い有意な関連を示した作業は、男性では農薬散布(OR2.0;CI1.4?2.8)だったが、女性では関連がみられなかった。肩の疲労との関連では、男性は葉かき作業(ORl.5;CIl.l?2.2)、女性は農薬散布(OR1.6;CIl.l?2.4)が最も強かった。目の疲労との関連では、男性では選別・調整作業(OR2.7;CI1.9?3.8)、女性は収穫作業(OR3.2;CI2.0?5.1)が強かった。主な身体的疲労部位は男女同様だったが、強い関連を示す作業要因は男女で異なり、性差を考慮した疲労対策が必要と考えられた。
索引語疲労;作業;男性;女性;栽培;いちご;要因;対策;目;時間
引用文献数19
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI

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