ダイズ子実中のイソフラボン含量および組成の品種・系統間差異と子実特性および播種時期との関係

ダイズ子実中のイソフラボン含量および組成の品種・系統間差異と子実特性および播種時期との関係

レコードナンバー720114論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名境 哲文
菊池 彰夫
島田 尚典
ほか3名
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ74巻・ 2号, p.156-164(2005-06)ISSN00111848
全文表示PDFファイル (916KB) 
抄録ダイズ子実に含まれているイソフラボンは、様々な薬理効果が報告されており、イソフラボン含量が高い高機能性の品種開発が期待されている。そこで、子実中のイソフラボン含量と組成の遺伝的改良が可能かどうかを明らかにするため、1996-2002年の7年間に、ダイズとその野生種であるツルマメの遺伝資源延べ約2000点を供試し、イソフラボン含量の品種・系統間差および年次間変動について解析した。その結果、イソフラボン含量は23.5-848.5mg /100gDW に分布し、一般に早生群は低く、中生-晩生群では品種・系統間差が顕著であった。イソフラボンの総アグリコンに占める総ダイゼインの割合は18.6-81.7%と品種・系統間の変異幅が大きく、かつ安定していた。また、18品種・系統を6年間供試しイソフラボン含量の年次間変動係数を調査したところ13.1-60.7%であり、含量と年次間変動係数に相関関係はみられなかった。このうち15品種・系統の2ヶ年にわたる平均イソフラボン含量は標播区より晩播区で高くなる傾向にあり、両区の含量には高い有意な正の相関関係が認められた。また、供試した遺伝資源において含量と種皮色、子葉色、百粒重および粗蛋白質含有率には相関が認められなかった。以上のことは、子実の外観、大きさが変異に富み、高含量かつ安定してイソフラボンを含む品種育成と栽培による高含量化の可能性を示している。
索引語品種;子実;系統;ダイズ;年次;変動;組成;遺伝資源;変異;色
引用文献数23
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat