西南暖地における早期栽培用早生水稲の収量性および乾物生産特性

西南暖地における早期栽培用早生水稲の収量性および乾物生産特性

レコードナンバー720119論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名坂田 雅正
山本 由徳
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ74巻・ 2号, p.192-199(2005-06)ISSN00111848
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抄録高知県の海岸平野部に定着している早期栽培用早生水稲の収量成立要因を明らかにするため、早生品種とさぴか、ナツヒカリ、コシヒカリの中苗、稚笛を4月5日に移植し、6月3日植え普通期水稲の黄金錦(中生品種)と収量性および乾物生産特性を比較した。早生品種の移植日から幼穂形成期までの日数は、とさぴかが最も短く、ついでナツヒカリ、コシヒカリであり、いずれも中苗区がやや短かった。中苗区、稚苗区の間では玄米収量に差はみられなかったが、品種間ではコシヒカリが最も多収を示した。これは、m(-2)当たり籾数が多く、登熟歩合も比較的高いためであった。一方、とさぴかにおいてはm(-2)当たり籾数がコシヒカリと同程度であったものの、登熟歩合が低く、玄米千粒重も軽いため、ナツヒカリ、黄金錦との間には有意な収量差はみられなかった。黄金錦に比べて、早生品種の地上部全乾物重は、全生育期間を通じて低く推移したが、これらの品種では穂揃期以降、純同化率が高く維持されたことから、登熟期間の個体群生長適度が高く、さらに穂への乾物分配割合も高かった。一方、シンク/ソース比(m(-2)当たり籾数/穂揃期の葉面積指数)は、黄金錦が最も小さく、とさぴかは最も大きかった。これらより、極早生品種でありながら、西南暖地で多収が期待できるとさぴかにおいて安定増収を図るには、ソース容量の増大によってシンク/ソース比を低下させ、登熟度を高める必要があると考えられた。
索引語品種;早生;収量;登熟;水稲;苗;暖地;栽培;性;乾物生産
引用文献数35
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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