ヘアリーベッチのアレロパシーによる雑草抑制効果
- レコードナンバー
- 731002
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ20011531
- NACSIS書誌ID
- AA11863117
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 田中 利依 ; 有馬 進 ; 鄭 紹輝
- 誌名
- Coastal bioenvironment
- 発行元
- 佐賀大学海浜台地生物環境研究センター
- 巻号ページ
- 7巻,p.9-14(2006-06)
- ISSN
- 13487175
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- PDF(570KB)
- 抄録
- ヘアリーベッチ(Vicia villosa Roh.)の雑草抑制効果については既に知られているが、その要因は光の遮蔽や養分の競合によるものが大きく、アレロパシーの寄与率は明らかではない。そこで本実験では、アレロパシーの観点からヘアリーベッチの雑草抑制効果についてサンドイッチ法、混植栽培法および圃場試験を用いて検証した。その結果、サンドイッチ法ではレタスの幼根の伸長抑制率は、ヘアリーベッチで81%、レンゲで80%、アカクローバで69%であり、ヘアリーベッチとレンゲの抑制効果が高かった。また、混植栽培法ではレタス地上部の乾物重はコントロール区の約6.8mgに対し、ヘアリーベッチ区では約3.8mg、アカクローバ区では約5.2mg、レンゲ区では約5.6mgとなり、ヘアリーベッチ区でのレタスの成長は最も悪かった。一方、圃場では無除草のコントロール区に比較して、ヘアリーベッチすき込まない区(ヘアリーベッチマルチ区)では雑草の発生本数および乾物重ともに著しく減少したが、ヘアリーベッチすき込み区では雑草抑制効果が全くみられなかった。以上より、ヘアリーベッチはアレロパシー物質によって、他の植物の成長を阻害する効果は明らかにあるが、そのアレロパシーによる効果だけでは、圃場レベルの雑草制御は不十分であり、ヘアリーベッチをマルチとして利用する場合、アレロパシーと被覆の相加効果によって雑草制御が可能ではないかと考えられた。
- 引用文献数
- 11
- 登録日
- 2011年3月5日
- 収録データベース
- JASI ; AGROLib