僧帽弁閉鎖不全症モデル犬に対するピモベンダンの効果

レコードナンバー
742582
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00004754
NACSIS書誌ID
AA10796138
本文言語
ja
著者名
菅野 信之 ; 苦瀬 寛 ; 川崎 栄也 ; 原 暁 ; 加納 塁 ; 佐々木 榮英
誌名
The journal of veterinary medical science
別誌名
J. vet. med. sci ; Journal of veterinary medical science
発行元
Japanese Society of Veterinary Science
巻号ページ
69巻・4号,p.373-377(2007-04)
ISSN
09167250
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PDF(436KB)
抄録
ピモベンダンは、PDE III阻害とトロポニンCへのCa2+の感受性増強による血管拡張作用と強心作用を併せ持つ薬剤である。今回、軽度の僧帽弁閉鎖不全症の犬を用いてピモベンダンの単独投与による循環動態への影響を明らかにすることを目的として本研究を実施した。ピモベンダン(0.25mg/kg)を1日2回、12時間ごとに4週間、経口投与した。投薬後、心拍数に変化はみられなかったが収縮期血圧は4週後まで徐々に低下した。一回拍出量は有意な変化はみられなかったが、僧帽弁逆流量は減少傾向を示した。腎血流量は2週後、4週後にかけて有意に減少した。血漿中ノルエピネフリン濃度は4週後に有意な減少を認め、心筋収縮の指標はわずかに上昇した。左心房径と左心室内径は有意に減少し、形態の改善が認められた。以上のことから僧帽弁閉鎖不全の治療にピモベンダンが有効であることが示唆された。しかし、長期投与による影響を検討し、さらに多数の臨床例を用いて安全性やQOLの改善が得られるか否かを検討する必要がある。
引用文献数
24
登録日
2011年3月5日
収録データベース
AGROLib ; JASI