重金属汚染土壌のファイトレメディエーション
- レコードナンバー
- 751217
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ00011887
- NACSIS書誌ID
- AN10165252
- 論文サブタイトル
- モエジマシダを用いたヒ素汚染土壌の浄化
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 近藤 敏仁 ; 北島 信行
- 誌名
- 環境科学会誌 = Environmental science
- 別誌名
- 環境科学会誌
- 発行元
- 環境科学会
- 巻号ページ
- 20巻・5号,p.399-407(2007-09)
- ISSN
- 09150048
- 抄録
- 土壌汚染対策法の施行(平成15年2月)をきっかけとして土壌汚染の調査事例件数が大きく増加し、これに伴って環境基準超過事例の件数も年々増えてきている。多様化する汚染サイトの諸条件にあわせて、浄化手法の選択肢も多岐にわたることが望ましい。我々は、低コスト・低環境負荷型の土壌汚染浄化の1手法として、ファイトレメディエーションに注目し、技術開発と実汚染サイトヘの適用に取り組んでいる。重金属による汚染土壌には、汚染物質を植物に吸収、蓄積させて、蓄積させた後の植物体を収穫することにより土壌を浄化するファイトエクストラクションが有効である。平成18年11月に発表された環境省の調査結果によると、ヒ素はわが国において基準超過件数が鉛についで多い元素である(累積)。また自然由来の汚染事例が多く報告されており、ファイトレメディエーションの適用が期待される汚染物質である。2001年にイノモトソウ科のシダ植物であるモエジマシダについて、ヒ素を吸収・蓄積する能力があることが報告された。筆者らは、室内試験、実サイトでの栽培試験により、モエジマシダがヒ素浄化用の植物として有望であるものと判断した。モエジマシダの持つヒ素汚染除去能力は極めて高いものであるが、実汚染サイトにおける浄化効率は土壌条件、とりわけ汚染土壌に含まれるヒ素の化学形態に大きく左右されると考えられることから、トリータビリティ試験の検討も進めている。本報告では、モエジマシダを用いたヒ素汚染土壌のファイトレメディエーションに対する筆者らの取り組みを紹介し、今後の展望を述べる。
- 引用文献数
- 28
- 登録日
- 2010年5月7日
- 収録データベース
- JASI