古材のフラクトグラフィー
- レコードナンバー
- 751755
- 論文タイプ
- 学術雑誌論文
- ALIS書誌ID
- ZZ00020541
- NACSIS書誌ID
- AA11216674
- 本文言語
- ja
- 著者名
- 安藤 幸世 ; 田北 梓 ; 平嶋 義彦 ; 佐々木 康寿
- 誌名
- 名古屋大学森林科学研究
- 別誌名
- 森林科学研究
- 発行元
- 名古屋大学農学部附属演習林
- 巻号ページ
- 26号,p.1-7(2007-12)
- ISSN
- 13442457
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- PDF(3287KB)
- 抄録
- 構造用材料としての木材のリユース(再利用)が促進されないことの一因に、古材(建築解体木材)の強度的特性に不明な点が多く材料としての信頼性が得られていないことが挙げられる。本研究では、新材とは異なるであろう古材における変形・破壊メカニズムを推定することを目的として、仏教寺院で梁材として255年間使用されてきたケヤキと伐採後3年以内のケヤキの破壊様式の違いを目視によるフラクトグラフィー(破面解析)の結果を基に検討した。得られた主な知見は以下の通りである。目視による破壊面の定量的な評価法として、“延性破壊度”を提案し、力学的パラメータとの相関を考察した。(1)引張では、新材において強度、ヤング率との間に正の相関が認められたが古材では認められなかった。このことの原因として、古材の場合、発現する強度とは殆ど関連性のない元々存在していた微小クラックの連結と成長が破壊形態に影響を及ぼしたことが挙げられた。(2)衝撃曲げでは、新材、古材ともに衝撃曲げ吸収エネルギーとの間に正の相関が認められた。年輪幅との相関が古材では認められなかったことの原因として、古材化による孔圏外部の力学的機能の低下が指摘された。
- 引用文献数
- 11
- 登録日
- 2011年1月25日
- 収録データベース
- AGROLib ; JASI