シナモンとクローブ抽出物の食中毒菌・腐敗菌に対する抗菌活性およびこれらハーブ由来の製油を用いた鶏挽肉中の接種Listeria monocytogenesの不活化

シナモンとクローブ抽出物の食中毒菌・腐敗菌に対する抗菌活性およびこれらハーブ由来の製油を用いた鶏挽肉中の接種Listeria monocytogenesの不活化

レコードナンバー752736論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005621NACSIS書誌IDAN00117854
著者名Hoque Md.M.
Bari M.L.
Juneja V.K.
川本 伸一
書誌名食品総合研究所研究報告 = Report of National Food Research Institute
別誌名Rep. Nat'l Food Res. Inst
食総研報
発行元農林省食品総合研究所
巻号,ページ72号, p.9-21(2008-03)ISSN03019780
全文表示PDFファイル (6043KB) 
抄録クローブ(Syzygium aromaticum)とシナモン(Cinnamomum cassia)のエタノール抽出画分,水溶性画分および製油画分の食中毒菌21株[Listeria monocytogenes(5株),Staphylococcus aureus(4株),Escherichia coli O157: H7(6株),Salmonella Enteritidis(4株),Vibrio parahaemolyticusおよびBacillus cereus]および腐敗菌5株[Pseudomonas aeroginosa,P. putida,Alcaligenes faecalis,およびAeromonas hydrophila(2株)]に対する抗菌活性を調べた。クローブからのエタノール抽出画分,水溶性画分および製油画分のこれら細菌に対する最小増殖阻止濃度(MIC)はそれぞれ0.5~5.5mg/ml,0.8~5.5mg/mlおよび1.25~5%の範囲であった。シナモンからのエタノール抽出画分,水溶性画分および製油画分のこれら細菌に対する最小増殖阻止濃度(MIC)は1.0~3.5mg/ml,2.5mg/mlおよび1.25~5%の範囲であった。クローブとシナモンからの製油画分のL. monocytogenes,E. coli O157: H7およびSalmonella Enteritidisの菌株カクテルに対する抗菌活性への温度とpHの影響を調べた。100℃,30分間処理後も両ハーブの製油画分(EO)は抗菌活性を示したことから,高温によりこれらEO活性は影響されないことが示唆された。両ハーブのEOは,E. coli O157: H7とSalmonella Enteritidisの菌株ミクスチャに対してはpH5.0で,一方L. monocytogenesの菌株カクテルに対してはpH7.0で最大の抗菌活性を示した。L. monocytogenes5菌株のカクテルを接種した鶏挽肉へのクローブ(10%)およびシナモン(5%)の添加効果を検討した。その結果,クローブのEOは添加1日後に挽肉中の接種L. monocytogenes菌数を検出限界以下まで減少させた。一方,シナモンのEOは挽肉中の接種L. monocytogenes菌数を添加1日後に2.0log CFU/g程度減少させその後の菌数減少は保存期間(15日)を通じてほとんどなかった。従って,鶏挽肉中のL. monocytogenes制御には,クローブのEOが優れており利用できる可能性が明らかとなった。
索引語シナモン;クローブ;L;抗菌活性;製油画分;EO;エタノール抽出画分;水溶性画分;coli;O157
引用文献数38
登録日2011年12月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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