北海道のササ掻き起こし地における施工後6〜8年の高木性樹種の動態

レコードナンバー
771464
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20018854
NACSIS書誌ID
AA12003078
著者名
原田 茜 ; 吉田 俊也 ; Resco de Dios V. ; 野口 麻穂子 ; 河原 輝彦
誌名
日本森林学会誌
別誌名
日林誌 ; J. Jpn. For. Soc.
発行元
日本森林学会
巻号ページ
90巻・6号,p.397-403(2008-12)
ISSN
13498509
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抄録
北海道北部の森林では、ササ地を森林化させるために掻き起こし施業が広く行われてきた。施業から6〜8年が経過した樹冠下の掻き起こし地を対象に、9種の高木性樹種を対象として樹高成長量と生存率を調べ、それらに影響する要因(植生間の競争・促進効果)を明らかにした。成長量と生存率が高かったのはキハダとナナカマド、ともに低かったのはアカエゾマツであった。多くの樹種の成長は、周囲の広葉樹または稚樹以外の下層植生の量から促進効果を受けていた。ただし、シラカンバについては、施業後3〜5年目の時点では促進効果が認められていたものの、今回の結果では競争効果に転じていた。一方、生存率については、多くの樹種について周囲の針葉樹による負の影響のみが認められた。密度または生存率の低かった多くの樹種に対して、周囲のシラカンバやササの回復が負の要因として働いていないことから、多様な樹種の定着を図るうえで、除伐や下刈りの実行は、少なくともこの段階では有効ではないと考えられた。
引用文献数
14
登録日
2011年4月5日
収録データベース
JASI ; AGROLib