環境こだわり農業の取り組みによる水稲作付期の流出負荷低減効果

レコードナンバー
772823
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20032024
NACSIS書誌ID
AA12207453
著者名
蓮川 博之 ; 柴原 藤善 ; 駒井 佐知子 ; 水谷 智 ; 大林 博幸 ; 藤井 吉隆 ; 須戸 幹
誌名
滋賀県農業技術振興センター研究報告
別誌名
Bulletin of the Shiga Prefecture Agricultural Technology Promotion Center ; 滋賀農技セ研報 ; Bull. Shiga. Pref. Agric. Tech. Promo. Cent.
発行元
滋賀県農業技術振興センター
巻号ページ
48号,p.1-21(2009-03)
ISSN
18814735
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PDF(1636KB)
抄録
集落営農によって一体的に環境こだわり農業に取り組むモデル地域(安土町東老蘇の精密調査ほ場および水田群7ha)において、化学肥料・化学合成農薬の使用量を慣行の5割以下に削減し、適正な水管理を実践することによる水稲作付期の栄養塩類・濁水・農薬成分の流出負荷低減効果を定量的に評価した。1)環境こだわり農業に取り組む実証区では、水田ハローによる浅水代かきや移植前・中干し時の強制落水防止等の適正な水管理により、慣行栽培に取り組む対照区と比較して、用水量を節減し、流出水量を削減できた。2)栄養塩類等の流出負荷量については、実証区では適正な水管理と側条施肥や速効性肥料減肥等の施肥改善により、精密調査ほ場において2か年とも安定した負荷低減効果(対照区に対する低減率が、全窒素(T-N)46〜48%、全リン(T-P)14〜28%、懸濁物質(SS)48〜50%、化学的酸素要求量(COD)30〜40%)が得られ、水田群においても同様の負荷低減効果が認められた。3)化学合成農薬については、実証区では使用した成分量が少なく、流出総量が60%以上削減された。4)水稲の精玄米収量および品質は、実証区では対照区と同水準を確保した。5)水稲作付期の窒素収支(施肥+流入-籾持出し-流出)は、実証区(精密調査ほ場)では収支のバランスがとれ、肥料と水が効率的に利用されていると評価された。
引用文献数
32
登録日
2011年3月5日
収録データベース
JASI ; AGROLib