土壌改質材FFCエースによるオオムギの生育と収量の促進効果

レコードナンバー
790176
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00015342
NACSIS書誌ID
AN00033029
論文タイトル(英)
Enhancement of growth and yield of barley by the soil conditioner FFC-ace
本文言語
en
著者名
藤田 景子 ; 鈴木 智子 ; 長谷川 幸子 ; 目黒 あかね ; 杉浦 裕幸 ; 豊田 和弘 ; 白石 友紀 ; 坂口 英 ; 西村 富生 ; 久能 均
誌名
岡山大學農學部學術報告 = Scientific report of the Faculty of Agriculture, Okayama University
別誌名
Scientific reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University ; 岡山大学農学部学術報告
発行元
岡山大學農學部
巻号ページ
99号,p.13-20(2010-02)
ISSN
04740254
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抄録
本報は、(株)エフエフシー・ジャパンから販売されている土壌改質材FFCエース(TM)の作物の生長促進効果について、2006年11月から翌年6月、本学農学部内の実験圃場で実施された、オオムギの生育ならびに収量調査に関する試験結果をとりまとめたものである。実施圃場の砂土壌にFFCエースを所定量混和した区画を設け、オオムギの種子を播種した。なお、対照区は非導入土壌とした。定期的に行った生育調査の結果、FFCエースを導入した土壌では非導入の区画と比べて、生育初期における根の生育が良好となり、地上部における分けつ数の増加とともに穂の生長も旺盛となって、1穂当たりの収穫量(粒数)の著しい増加をもたらした。結果、FFCエース導入区における全収量は非導入区と比べて約1.7倍となった。また、それぞれから収穫したオオムギ粒に含まれる栄養価ならびに無機元素類の量には、FFCエースの導入、非導入によって大きな違いは認められず、導入の効果は収量に大きく反映された。事実、調査期間中に行った測定から、FFCエースを投入した土壌で生育するオオムギ葉は高いクロロフィル量を示しており、光合成が促進されているものと考えられた。実際、播種後4ヶ月目以降、光合成ならびに蒸散速度値を測定した結果、FFCエース導入区で生育したオオムギでは常に高い値を示した。また、FFCエースの導入によって強光条件下における水利用効率が促進された。本報告では、FFCエースの投与と空気中からの二酸化炭素の吸収量との関連について考察するとともに、併せて、FFCエースの土壌への導入によって作物の生育に必要な灌水量を大きく減らすことができる可能性についても言及したい。
引用文献数
24
登録日
2011年7月26日
収録データベース
JASI ; AGROLib