奄美大島の伝統飲料「ミキ」中の乳酸菌

奄美大島の伝統飲料「ミキ」中の乳酸菌

レコードナンバー812207論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00020787NACSIS書誌IDAN10034389
著者名久留 ひろみ
玉置 尚徳
和田 浩二
伊藤 清
書誌名日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan
発行元日本醸造協会
巻号,ページ105巻・ 11号, p.741-748(2010-11)ISSN09147314
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抄録実験室(鹿児島大学)及び奄美大島でミキを調製し,並びに市販のミキを購入した。それらのミキ中の乳酸菌を16SリボゾームDNA解析により同定した。実験室で調製したミキ中の乳酸菌を30種同定したが,全てLactococcus lactis subsp. lactisと同定された。しかし奄美大島で調製したミキ中の乳酸菌(6種を同定)は実験室由来のものとは異なり, Leuconostoclactis (3/6),Leuconostoc citreum (2/6)及びLactococcus lactis subsp. lactis (1/6) であった。また,市販のミキ中の乳酸菌(6種を同定) はLeuconostoc citreum (5/6)及びLeuconostoc mesenteroides (1/6)であった。これらの結果は,ミキ中の乳酸菌は原料サツマイモや環境の違いによって異なることを示しているが,詳細な調査は今後の課題である。Lactococcus lactis subsp. lactisはナイシンの生産菌として知られているが,ミキ中のLactococcus lactis subsp. lactisもナイシンを生産した。ミキ中のバクテリアには乳酸菌の他に好気性菌も存在するが,ミキ培養の後半には好気性菌(CaCO3プレート上でのハロー非形成菌)の存在はなくなり,乳酸菌3(ハロー形成菌)だけでフローラを形成した。乳酸菌のスターターを使用することにより,ミキ初期の好気性菌の存在を大幅に低減した。スターターの使用は,ミキを安定的に製造する上で重要であると判断した。
索引語奄美大島;伝統飲料;ミキ;乳酸菌
引用文献数20
登録日2012年12月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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