白色腐朽菌由来リグニンペルオキシダーゼ遺伝子およびマンガンペルオキシダーザ遺伝子の検出

レコードナンバー
814194
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ00012092
NACSIS書誌ID
AN00240373
本文言語
ja
著者名
吉田 誠 ; 橋本 薫 ; 石森 彩 ; 中田 裕治 ; 橋本 広祐 ; 大坂 典子
誌名
木材保存 = Wood preservation
発行元
日本木材保存協会
巻号ページ
37巻・3号,p.111-121(2011-05)
ISSN
02879255
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抄録
白色腐朽菌は木材腐朽時にリグニン分解酵素を生産し、木材中のリグニンを低分子化させることが知られている。その中でも、マンガンペルオキシダーゼ(MnP)やリグニンペルオキシダーゼ(LiP)などのヘムペルオキシダーゼファミリーに属する酵素はリグニン分解に重要な役割を果たしている酵素の一つであると考えられている。本研究では、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法を用いてMnPやLiPをコードする遺伝子を特異的に増幅可能な技術の確立を試みた。その結果、新規に設計したMnP_F1およびMnP_R1のプライマー対を用いることで、Trametes versicolor、Pycnoporus cinnabarinus、Pycnoporus coccineus、Irpex lacteusといった白色腐朽菌由来のMnP遺伝子もしくはLip遺伝子を特異的に増幅できることが明らかとなった。また、本法を腐朽材に適用したところ、腐朽材からも多様なペルオキシダーゼ遺伝子が検出された。さらに、変性剤濃度勾配ゲル電気泳動(DGGE)法を利用して、Lip遺伝子とMnP遺伝子の分離を試みたところ、両遺伝子に由来するバンドが明確に分離されることが明らかとなった。このことから、本プライマーを用いたPCR産物のDGGE解析は、多様なリグニン分解酵素遺伝子を含む自然界由来の腐朽材試料を研究対象とした場合に極めて有効であることが示唆された。
引用文献数
19
登録日
2012年12月3日
収録データベース
AGROLib ; JASI