クミンの腸管出血性大腸菌O157によるべロ毒素産生の抑制の解析
クミンの腸管出血性大腸菌O157によるべロ毒素産生の抑制の解析
レコードナンバー | 833359 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
---|---|---|---|
ALIS書誌ID | ZZ00016464 | NACSIS書誌ID | AA11178236 |
著者名 | 武政 二郎 横井川 久己男 | ||
書誌名 | 日本食品保蔵科学会誌 | ||
別誌名 | 日本食品保蔵科学会誌 | ||
発行元 | 日本食品保蔵科学会 | ||
巻号,ページ | 38巻・ 4号, p.217-223(2012-07) | ISSN | 13441213 |
全文表示 | PDFファイル (503KB) | ||
抄録 | 腸菅出血性大腸菌(EHEC)O157のべロ毒素(VT)産生に対するクミンの抑制能力を調べた。クミン抽出液は70%エチルアルコールを用いて調製した。0.02%クミン抽出液を添加したLB(Luria-Bertani)培地を用いて,37℃で定常期までEHECO157を培養したとき,ベロ毒素生産はVT1とVT2共に有意に低下した。また,この培養条件では,増殖抑制や誘導期の遅延は認められなかった。クミン抽出液の活性成分は,HPLC法によって精製され,4-イソプロピルベンズアルデヒド(IPBA)と同定された。EHEC O157のVT生産に対するIPBAの抑圧効果を調べた結果,細胞内および細胞外のべロ毒素量は,IPBA濃度の上昇とともに低下した。この結果は,IPBAがEHEC O157の有害性を低下させることに有用であることを示唆する。 | ||
索引語 | IPBA;O157;クミン;クミン抽出液;低下;結果;用いて調製;誘導期;イソプロピルベンズアルデヒド;腸管出血性大腸菌O157 | ||
引用文献数 | 31 | 登録日 | 2013年10月08日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |