日本近海におけるビンナガマグロの生態について

日本近海におけるビンナガマグロの生態について

レコードナンバー843853論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004301NACSIS書誌IDAN00167397
著者名川崎 健
相澤 幸雄
書誌名東北海区水産研究所研究報告
別誌名東北海区水産研究所研究報告
巻号,ページ6号, p.81-92(1956-03)ISSN 
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抄録1.昭和27年28年の体長測定および漁獲条件のデータに基ずいて、ビンナガマグロの年令別の移動状態および棲息水温について検討した。2.年令は、体長組成と過去に研究された年令範囲との間によい一致がみられるので、一応相川・加藤に従った。3.11月から3月にかけて145°E~150°Eを境にして東西2漁場に分かれている。これを夫々以東漁場および以西漁場と呼ぶ。以西漁場の移動の模様をとりまとめて述べると次の様である。(1)12月から1月に野島沖から常磐沖にかけてIV~VI年の比較的若い年令群が近海で漁獲される(第I群)。1月~3月になると30°N線の南北に、上の若年のグループとは不連続に漁場が形成される。このグループは主としてV・VI・VIIの3年令群から成っている。このグループはこの期間を通じて全体的に西寄りに移動し、4月になると北上を始めて5月に野島沖に達し、6月から7月には野島沖を東へ移動する(第II群)。第I群と第II群の関係は明らかでない。(2)全体として、東側程又北側程年令が少い傾向がある。従って第II群の1~3月の西進の場合には高年魚が平均として先頭に立ち、転じて4~7月の北東進-東進の場合には若年魚が平均として先頭に立っているのがみられる。以東漁場については、資料も少なくはっきりした傾向は見出し難いが、勿論以西漁場と無関係のものとは考えられない。4.年令および時期と漁獲水温の関係は次のとおりである。i.冬季のビンナガは主に17.0°~19.0℃で漁獲される。冬季の成層状態から考えてこの水温は恐らく棲息水温に近いものであろう。ii.夏季のビンナガは主に20.0°~24.0℃で漁獲される。夏季の成層状態から考えてこの水温は恐らく棲息水温よりもかなり高いものであろう。
索引語第II群;冬季;水温;年令;漁獲;移動;棲息水温;以西漁場;野島沖;グループ
引用文献数14
登録日2014年08月22日
収録データベースJASI, AGROLib

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