東北海区に於けるサンマ資源の数量変動に関する研究(2)

東北海区に於けるサンマ資源の数量変動に関する研究(2)

レコードナンバー843985論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004301NACSIS書誌IDAN00167397
論文副題卵の性状を基にした発生水域の推定
著者名堀田 秀之
福島 信一
書誌名東北海区水産研究所研究報告
別誌名東北海区水産研究所研究報告
巻号,ページ23号, p.61-72(1963-06)ISSN 
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抄録流れ藻に附着している春季産出のサンマ卵を水温5℃~25℃の範囲の恒温水槽で孵化実験を行い、サンマ卵の孵化速度と水温との関係から最適発生温度範囲を求め、これに基いて産卵水域を推定した結果は次の通りである。1.サンマ卵の孵化速度と水温との関係を示したものが第2表,第1図である。2.生物学的零度(biological zero temperature)は5.5℃と計算され、第1図の方程式は次式で表わされる。(T-5.5)(D-1)=143.0 3.VAN'T HOFFのQ10(温度係数)およびARRHENIUS-CROZIERのμ(温度特性)に基いてサンマの最適発生温度範囲を14~20℃と推定した。4.サンマ卵の比重を硫酸銅法によって測定し、その値は1.049~1.058となり普通海水の比重よりかなり重い。5.日本近海の各月平年海況図から発生最適温範囲を産卵水域と仮定して、その分布を示したものが第4図である。6.秋季大型魚による繁殖は主として黒潮前線における浮游物を対象として行われ、発生期・発生初期は常に潮流によって運ばれ、余り大きな水温変化のない発生環境と考えられる。この秋季繁殖型を沖合性と名付けた。春季中型魚による繁殖は主として黒潮暖流の内側に当る沿岸域・島廻りの豊富な海底植物等に放卵し,発生期には固着的な生活で、しかも水温は上昇する発生環境と考えられ、この様な繁殖型を沿岸性と名付けた。7.サンマの性比の時期的変化(第7図)から沿岸域来游群の大きさについて推論を行った。
索引語サンマ卵;推定;水温;サンマ;繁殖;孵化速度;関係;最適発生温度範囲;基;産卵水域
引用文献数16
登録日2014年08月22日
収録データベースJASI, AGROLib

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