ビワの摘蕾が開花時期および結実におよぼす影響

ビワの摘蕾が開花時期および結実におよぼす影響

レコードナンバー845003論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名平野 暁
中井 滋郎
永友 昭夫
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ6号, p.154-160(1965-12)ISSN05776880
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抄録1. 千葉県のビワ産地では,従来から大果生産と隔年結果防止の目的で,花房の基部よりの3側花梗の中から2側花梗を残し,他を摘除する摘蕾方法がとられている。本実験はこの摘蕾が開花期におよぼす影響を知るために,1959~1962年の3年間にわたり,千葉県農業試験場安房分場の果樹園において行なった。2. 自然状態における開花期間は年や樹によって異なるが,本実験では29~40日であった。3. 1959~1960年には,蕾数がほぼ等しくなるように,花房を上部,中部および下部に分け,そのおのおのを残した区を設け,摘蕾部位が開花期におよぼす影響をみたところ,開花始めおよび開花終りともに無摘蕾区に比較して差がなかった。4. 1960~1961年には1959~1960年と同じ方法で,摘蕾時期を早くして行なったところ,摘蕾部位に関係なく,いずれの摘蕾区も開花始めは変わらなかったが,開花終りは著しく遅れ,したがって開花期間が約20日長くなった。5. 1961~1962年には,花房の基部からかぞえて,第2,第3の2側花梗を残した。その結果,やはり開花始めには差がなかったが,10月16日摘蕾区(花房の長さ3~5cm)において開花終りが最も遅れ,10月3日摘蕾区(花房の長さ2~3cm)がこれに次ぎ,11月13日摘蕾区(花房の長さ6~10cm)では無処理区とほとんど差がなかった。したがって10月16日摘蕾区においては花房あたりの開花期間が著しく延長された。6. 開花期間を最も延長させるような摘蕾時期は,花房が3~5cmになった頃で,本実験では10月15日前後であった。7. 早い時期に摘蕾し,開花終りの遅れた場合には,摘蕾区の着蕾数は無処理区の同部位に比較して,明らかに着蕾数が多かった。8. 結実歩合は明らかに摘蕾区の方が高かったが,実際栽培で問題となる果房あたり結実数は,放任状態でも摘蕾しても大差なかった。9. 収穫果の大きさや他の形質については摘蕾による変化はほとんど認められなかった。
索引語摘蕾;花房;開花期間;摘蕾区;開花;影響;2側花梗;開花期;無処理区;差
登録日2015年08月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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