農作物の亜硫酸ガス障害に関する研究(1)

農作物の亜硫酸ガス障害に関する研究(1)

レコードナンバー845018論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
論文副題水稲および数種の果樹類の障害症状とその発現に及ぼす二、三要因について
著者名松岡 義浩
白鳥 孝治
三好 洋
田原 久徳
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ7号, p.141-148(1967-03)ISSN05776880
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抄録最近工業の大型化に伴なって工場から排出される種々の有害ガス,特に亜硫酸ガス,の量が莫大になり,工場周辺の農林業地帯ではこの種の大気汚染による農作物の生育障害がしばしば惹き起されている。然しこのような大気汚染物による植物えの影響については未だ不明な点が多く,農作物に対する被害対策も不充分である。このため著者らは亜硫酸ガスによる植物の生理作用に及ぼす影響について明らかにしようとして,特別の装置を考案して以下の試験を行なった。試験結果は次のとおりである。亜硫酸ガスの接触を受けた水稲は間もなく萎凋し,生気を失なった灰緑色に変り,2~3日後には灰緑色となる。この可視障害は最も生理活性の高い葉位の葉に現われ易く,葉鞘にはほとんどみられない。水稲の生育にとって好適な条件下で亜硫酸ガス濃度5ppm,100分間のガス接触を行なうと著るしい可視障害を呈するが,1ppmでは軽微であった。ガス接触を受けた植物を明るい所に置くと早く可視障害が現われるが,暗室に置くと白斑が現われるには長時間を要した。ガス濃度,および接触時間を同一にして,接触時刻を異にした場合,可視障害発現にかなり差異があった。鉢植栽培された,ぶどう,いちぢく,もも,みかん,に亜硫酸ガスを接触させると,それぞれの樹種に特有の障害症状を呈する。又樹種別耐ガス性は,ももが比較的弱く,みかん,ぶどうは,中庸で,いちぢくは比較的強かった。
索引語亜硫酸ガス;農作物;灰緑色;水稲;可視障害;植物;接触;障害症状;数種;影響
引用文献数22
登録日2015年08月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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