塩成干拓田における硫化物の集積過程

塩成干拓田における硫化物の集積過程

レコードナンバー845036論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016679NACSIS書誌IDAN00142421
著者名白鳥 孝治
三好 洋
書誌名千葉県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Chiba-Ken Agricultural Experiment Station
別誌名千葉農試研報
Bull. Chiba Agric. Exp. Stn.
Bulletin of the Chiba Prefectural Agricultural Experiment Station
発行元千葉県農業試験場
巻号,ページ9号, p.62-72(1969-03)ISSN05776880
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抄録硫化物の集積している塩成干拓田の実態調査と,二,三の実証実験を行なった。その結果,海水中の硫酸は,硫酸カルシウムとして干拓地土壌中に残留し,硫化物の硫黄の給源になっていることを知った。すなわち,1)硫化物集積の多い干拓田は,干陸後,除塩未了のまま放置した地区であった。2)干陸後の土壌中塩類組成は,海水に較べて,カルシウウムおよび硫酸を相対的高濃度に保持していた。3)干拓地土壌中から硫酸カルシウムの沈積物を検出した。4)海底土壌を単に脱塩水で洗滌すると,カルシウム,硫酸は土壌中に残留しないが,土壌中で海水が濃縮されると,硫酸カルシウムは析出し,土壌中に残留した。したがって,干拓地土壌中に硫酸が残留するためには,カルシウムの存在と,土壌水の濃縮が必要と考えた。5)干拓地土壌は活性化した貝殻を含み,硫酸の残留を助長すると考えた。6)以上の結果,干陸後,速やかに除塩を行なえば,干拓地の硫化物集積は抑制されるであろうと推定した。
索引語硫酸;残留;硫化物;カルシウム;硫酸カルシウム;拓田;海水;硫化物集積;濃縮;陸後
引用文献数6
登録日2015年08月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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