ブロイラーの大腸菌症より分離された大腸菌の血清型,薬剤感受性および分子疫学的解析

ブロイラーの大腸菌症より分離された大腸菌の血清型,薬剤感受性および分子疫学的解析

レコードナンバー850022論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011607NACSIS書誌IDAN0007252X
著者名深水 大
尾川 寅太
書誌名鶏病研究会報
別誌名Journal of the Japanese Society on Poultry Diseases
鶏病研究会報
巻号,ページ48巻・ 3号, p.210-215(2012-11)ISSN0285709X
全文表示PDFファイル (515KB) 
抄録2003~2010年にブロイラー農場9戸において発生した鶏大腸菌症に由来する大腸菌25株を供試し,O群血清型別,薬剤感受性試験,multiplex PCRによる病原性関連遺伝子の検索,パルスフィールドゲル電気泳動(PFGE)を実施した。O群血清型別により供試株は13のO群に型別され,25株中10株(40%)がO78,4株(16%)がO19であった。薬剤感受性試験では,19株(76%)がペニシリン系,テトラサイクリン系,アミノグリコシド系,サルファ剤,キノロン系のうち3系統以上の薬剤に耐性を示し,キノロン系に耐性を示した12株(48%)のうち8の血清型がO78であった。病原性関連遺伝子の中では,iucD,issの保有率がともに92%と最も高く,25株すべてがその両方またはいずれかを保有していた。血清型O78は4または5つ,O19は5または6つの病原性関連遺伝子を保有していた。PFGEでは,3農場に由来するO78の6株,2農場に由来するO19の2株が遺伝的に近縁とみなされ,これらはそれぞれ薬剤耐性パターンおよび保有する病原性関連遺伝子も一致していた。以上の結果から,血清型O78やO19の同一クローンやその近縁の株が,同一農場あるいは異なる農場における鶏大腸菌症の発生に関与した可能性が示唆された。
索引語病原性関連遺伝子;キノロン系;保有;由来;血清型;耐性;大腸菌;発生;鶏大腸菌症;薬剤感受性試験
引用文献数12
登録日2013年06月13日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat