堆肥連用における飼料作物の減化学肥料栽培及び土壌養分と作物成分の変化

堆肥連用における飼料作物の減化学肥料栽培及び土壌養分と作物成分の変化

レコードナンバー850751論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012934NACSIS書誌IDAN10468072
著者名佐藤 拓実
高橋 朋子
横澤 将美
書誌名群馬県畜産試験場研究報告 = Bulletin of the Gunma Animal Husbandry Experiment Station
発行元群馬県畜産試験場
巻号,ページ19号, p.98-107(2012-12)ISSN13409514
全文表示PDFファイル (3216KB) 
抄録肥料価格の高騰を受け、堆肥の肥料成分を有効に利用することが期待されている。しかし、堆肥を連用した圃場では、土壌中の窒素、カリの過剰から作物中の成分バランスの崩れが心配される。そこで、飼料用トウモロコシとイタリアンライグラスの二毛作体系において、堆肥を4年間連用し、減化学肥料栽培による肥料コストの削減を図るとともに、土壌養分と作物中の成分変化を調査した。1 堆肥の肥料成分からの予想供給量を算定し化成肥料を減じて栽培するとともに、堆肥施用量と減化学肥料との適正量を確認するため、年間施用量が1.5t、3t、4.5t、7.5tを設け4年間連用栽培した。2 4年間の窒素肥料削減率は、最大で1.5t区が夏作29%、冬作28%、3t区が夏作58%、冬作56%、4.5t区が夏作88%、冬作85%、7.5tでは夏作、冬作ともに100%であった。リン酸肥料削減率は、1.5t区が夏作28%、冬作30%、3t区が夏作50%、冬作60%、4.5t区が夏作67%、冬作80%、7.5t区が夏作89%、冬作98%の削減率となった。カリ肥料削減率は、1.5t区が夏作45%、冬作50%、3t区が夏作88%、冬作98%、4.5t区、7.5t区では夏作、冬作ともに100%の削減率となった。3 4年間の肥料コストは、夏作と冬作を合わせて1.5t区で30%、3t区で58%、4.5t区で69%、7.5t区で83%を化成区より低減できた。4 乾物収量は、両作物ともに1.5t区、3t区で化成区と同程度であるが、4.5t区、7.5t区では減少する傾向がみられた。5 土壌中の全窒素は、両作物ともに堆肥施用量の増加に伴い増加した。作物の窒素吸収量は、冬作で堆肥施用量の増加に伴い減少する傾向がみられた。6 土壌中の交換性カリ(K2O)含量は、両作物ともに堆肥施用量の増加に伴い増加する傾向がみられた。作物中のカリ(K)は、夏作で堆肥施用量の増加に伴い増加する傾向がみられた。7 作物中のカルシウム(Ca)は、両作物とも4.5t区、7.5t区で減少し、作物中のK/(Ca+Mg)当量比は高くなる傾向がみられた。
索引語増加;4.5t区;堆肥施用量;1.5t区;3t区;夏作;7.5t区;傾向;堆肥;削減率
引用文献数8
登録日2013年08月07日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat