抗血栓療法で良好に維持している左心室腔内血栓症の犬の1例

抗血栓療法で良好に維持している左心室腔内血栓症の犬の1例

レコードナンバー851388論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014801NACSIS書誌IDAN00191857
著者名船山 麻理菜
寺崎 絵里
小宮山 絵梨
上地 正実
書誌名日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association
発行元日本獸医師会
巻号,ページ66巻・ 1号, p.52-56(2013-01)ISSN04466454
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抄録犬の血栓塞栓症はまれである。われわれは,末梢性動脈血栓塞栓症及び左心室腔内における血栓形成が疑われる犬に遭遇した。症例はボーダー・コリー,避妊雌,4歳9カ月齢,両後肢の起立困難,肢端の冷感が突然認められたことから末梢性動脈血栓塞栓症が疑われた。また,心臓超音波検査にて左心室腔内心尖部に突出した腫瘤(20.6×18.5mm)が認められ,その経過から左心室腔内血栓を疑い,ダルテパリンナトリウム及び塩酸オザグレルの投与を行った。投与後7日で腫瘤は13.1×4.9mmまで縮小し,第58病日から歩行可能となり,第79病日に腫瘤は消失した。血栓の確定診断は,外科的除去による病理学的検査が必要だが,内科療法により短期間で消失したことから,腫瘤は血栓であると判断した。本症例では抗血栓療法による血栓形成の抑制により血栓を溶解に導くことができたと考えられた。
索引語腫瘤;血栓;犬;末梢性動脈血栓塞栓症;左心室腔内血栓症;抗血栓療法;消失;血栓形成;左心室腔内;ボーダー
引用文献数23
登録日2013年12月26日
収録データベースJASI, AGROLib

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