2008年岩手・宮城内陸地震後に発生した2次的な斜面崩壊の地形・地質的特徴

2008年岩手・宮城内陸地震後に発生した2次的な斜面崩壊の地形・地質的特徴

レコードナンバー851489論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00010758NACSIS書誌IDAN10164318
著者名村上 亘
大丸 裕武
江坂 文寿
書誌名森林総合研究所研究報告
別誌名Bulletin of the Forestry and Forest Products Research Institute
発行元森林総合研究所
巻号,ページ12巻・ 1号, p.23-40(2013-03)ISSN09164405
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抄録2008年岩手・宮城内陸地震で斜面崩壊が発生した磐井川流域および一迫川流域を対象とし、地震直後および3ヶ月後の航空写真画像から地震後に発生した崩壊(地震時の崩壊の拡大、及び新たな崩壊:新規崩壊)の発生の有無を判読し、このうち、新規崩壊発生斜面の地形・地質的特性をGISを用いて検討した。地震直後の崩壊面積は一迫川流域が約3.7km2と磐井川流域の0.85km2と比べ大きい。しかし、地震後3か月間に発生した崩壊を各流域の全崩壊面積に対する発生面積率でみると、磐井川流域で13.7%、一迫川流域で12.3%と磐井川流域が大きかった。地震後に発生した崩壊のうち、崩壊地の拡大ではない新規崩壊の発生は、磐井川流域では30%以上を占めるのに対し、一迫川流域では16%となり流域ごとに違いがみられた。新規崩壊の発生斜面は磐井川流域では第三紀中新世中期~後期の海成層の斜面で発生する傾向があり、傾斜は25~35度以上であった。一迫川流域では地震直後の崩壊地は第三紀鮮新世後期~第四紀更新世前期の溶結凝灰岩およびその下層の第三紀中新世後期~鮮新世前期の湖成層からなる斜面に集中していたが、新規崩壊は第三紀安山岩地域の斜面で多く発生する傾向があり、傾斜は35度以上であった。両調査流域とも新規崩壊が発生した斜面では、亀裂の存在が現地調査から確認され、これらの亀裂が弱線(面)となって崩壊を発生させたことが判断された。
索引語崩壊;発生;斜面;磐井川流域;地震;新規崩壊;流域;一迫川流域;斜面崩壊;地形
引用文献数16
登録日2013年12月26日
収録データベースJASI, AGROLib

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