農業機械における操作装置の実態と高齢者及び女性への適応性

農業機械における操作装置の実態と高齢者及び女性への適応性

レコードナンバー851700論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015067NACSIS書誌IDAN00386823
著者名冨田 宗樹
皆川 啓子
土師 健
杉浦 泰郎
塚本 茂善
川瀬 芳順
書誌名農作業研究
別誌名Japanese journal of farm work research
Farm work research : journal of Farm Work Society of Japan
発行元日本農作業研究会
巻号,ページ154号, p.21-27(2013-03)ISSN03891763
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抄録農業従事者に占める高齢・女性の割合は増加しており,農業機械の安全鑑定基準の見直しが必要になっている。そこで,その際に用いる農業者に関する基礎資料を得るための研究を実施した。その方法として,市販機の安全装備と関連する農業者の身体機能の実態をそれぞれ調査し,対比させることによって改善点を明らかにした。対象とする安全装備は,最下段ステップ及び手すりの高さ,座席調整範囲並びにブレーキペダル操作力とした。市販機の調査は,常用型トラクタ,自脱型コンバイン,田植機及びスピードスプレーヤの安全鑑定適合機計83型式を供試して行った。また,農業者の調査は,女性54名,65歳以上男性48名を含む全国14県の農業者延べ179名を被験者として行った。その結果,供試機の96%において最下段ステップの高さは女性の足上げ高さの第3四分位数を超えており,手すりの高さはトラクタ3型式で女性の握り高さの第3四分位数を超えていた。座席調整範囲は,身長150cmの農業者がブレーキ操作を容易に行う上では,コンバイン以外では前後方向に,コンバインでは上下方向に不足していた。女性の踏力の中央値は基準値の約半分であり,供試機のうち87%でブレーキ操作力はこれを下回っていた。従って,これらに関する基準の見直しまたは新設が必要と判断できたが,その実現にあたっては作業性及び改善または改良のためのコストを検討する必要があった。
索引語女性;農業者;高さ;供試機;調査;農業機械;実態;見直し;市販機;安全装備
引用文献数7
登録日2014年01月16日
収録データベースJASI

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