コシヒカリ/Kasalath染色体断片置換系統群における高温および低炭水化物供給条件下で乳白粒発生率の低い系統の探索

コシヒカリ/Kasalath染色体断片置換系統群における高温および低炭水化物供給条件下で乳白粒発生率の低い系統の探索

レコードナンバー851975論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名山村 達也
永畠 秀樹
中川 博視
蛯谷 武志
塚口 直史
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ82巻・ 2号, p.167-175(2013-04)ISSN00111848
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抄録乳白粒の発生に対しては高温だけでなく炭水化物不足条件が関与する。胚乳断面がリング状に白濁するリング型乳白粒は主に炭水化物供給の影響を受ける一方,胚乳の中心部分が白濁する中心型乳白粒は気温の影響を強く受ける。コシヒカリ/Kasalath染色体断片置換系統(CSSLs)から乳白粒発生抑制に関する有望系統を選抜し,これらの系統がコシヒカリより低炭水化物供給条件および高温登熟条件下で乳白粒発生を抑えられるどうかを検証することを目的とした。2006年および2007年にCSSLs36系統を圃場栽培し,成熟期の乳白粒発生率を調査した。SL204およびSL236の乳白粒発生率が低かったので,これらを用いて以下の実験を行った。2008年および2010年は圃場実験を行い,2008年は穂揃期に止葉を切除する剪葉処理,株数を半分にする間引き処理および対照区を設けた。2009年はポット栽培し穂揃期後に温度勾配温室(TGC)により高温処理を与えた。各年とも成熟期に玄米の外観および胚乳断面の調査を行い,2008年および2010年には収量を,2008年には登熟期間の乾物生産量および穂揃期の蓄積炭水化物量を調査した。高温条件および剪葉処理区でSL204およびSL236の乳白粒発生率がコシヒカリに比較して低く,高温条件では中心型乳白粒の発生率が,剪葉処理区ではリング型乳白粒発生率が低かった。これらの系統においてリング型乳白粒発生率が低いことに関しては,SL204では炭水化物供給可能量がコシヒカリよりやや多いこと,SL236ではリング型乳白粒発生の抑制に必要な炭水化物量が少ないことが示唆された。
索引語コシヒカリ;年;乳白粒発生率;成熟期;高温;リング;乳白粒;発生;白濁;影響
引用文献数18
登録日2014年01月23日
収録データベースJASI, AGROLib

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