イネ穂ばらみ期耐冷性検定の恒温深水法における不稔歩合の変動要因の解析

イネ穂ばらみ期耐冷性検定の恒温深水法における不稔歩合の変動要因の解析

レコードナンバー851976論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名阿部 陽
及川 あや
下野 裕之
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ82巻・ 2号, p.176-182(2013-04)ISSN00111848
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抄録岩手県の恒温深水圃場(水深30cm,水温18.5℃)に,耐冷性の異なる3品種(ひとめぼれ,アキホマレ,トヨニシキ)を,4年間,2つの冷水処理期間で供試した。穂首分化期(出穂前37~34日)から冷水処理を開始する標準処理とさらに約1週間前から開始する長期処理について耐冷性検定を行ない,不稔発生の年次と冷水処理期間による変動要因を解析した。誘導された不稔は,耐冷性の強い「ひとめぼれ」が他の2品種より有意に少なく,年次間では2005年と2006年が2007年と2009年より多かった。冷水処理期間については,長期処理が標準処理より不稔歩合を有意に増加させた。すなわち,年次と冷水処理期間の違いにより,同一の冷水処理水温にも関わらず,「ひとめぼれ」では29~61%,「アキホマレ」では77~93%,「トヨニシキ」では63~95%の不稔歩合の変動がみられた。この不稔歩合の変動を出穂前49日~出穂後7日における7期間(14日間平均)の気温,水温,日射量から解析した結果,いずれの品種についても,出穂前42~28日の期間の水温により多くの部分を説明できた。すなわち,出穂前42~28日の期間をより長く含む長期処理は標準処理に比べて出穂日を3日遅延させるものの,不稔歩合の年次間での標準偏差が5ポイント小さく,より優れた穂ばらみ期耐冷性の選抜手法であると考えられた。
索引語不稔歩合;処理;期間;解析;耐冷性;アキホマレ;トヨニシキ;冷水処理期間;年次;年次間
引用文献数19
登録日2014年01月23日
収録データベースJASI, AGROLib

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