LVSEM-EDXを用いたCUAZ処理材における銅の溶脱過程の可視化

LVSEM-EDXを用いたCUAZ処理材における銅の溶脱過程の可視化

レコードナンバー852086論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012092NACSIS書誌IDAN00240373
著者名松永 浩史
松村 順司
桃原 郁夫
書誌名木材保存
発行元日本木材保存協会
巻号,ページ39巻・ 2号, p.86-90(2013-03)ISSN02879255
全文表示PDFファイル (2312KB) 
抄録試料をコーティングせずにそのまま観察・分析できるLVSEM-EDXの利点に着目し,CUAZ注入処理材に生じる銅の溶脱過程を可視化できるかどうか検証した。すなわち,CUAZを注入したスギ辺材を水で溶脱操作させながら,銅の濃度分布の変化を,木口面の側から同一視野で繰り返し観察した。溶脱操作前の段階では,試験片側面に近い場所程銅の濃度が高くなる傾向が認められ,溶脱操作を1回おこなうと観察面における銅の濃度が全体的に上昇し,特に晩材部に銅が蓄積することが分かった。溶脱操作を10回繰り返すと,試料表面の銅の濃度は下がる傾向を示した。一方,晩材部の銅の濃度は比較的高いまま維持し,濃度分布に関しては溶脱操作前と異なった。以上の結果から,同一視野で繰り返し観察したことにより,銅の溶脱過程を可視化して動的に追跡することが可能となり,LVSEM-EDXは,薬剤溶脱のメカニズムを解明する上で,有用なツールであることが分かった。
索引語銅;LVSEM;溶脱過程;溶脱操作;濃度;可視化;EDX;溶脱操作前;濃度分布;同一視野
引用文献数10
登録日2014年01月30日
収録データベースJASI, AGROLib

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