チャ「さえみどり」に対する霜害後のせん枝処理と赤枯れ軽減のための冬期被覆の効果

チャ「さえみどり」に対する霜害後のせん枝処理と赤枯れ軽減のための冬期被覆の効果

レコードナンバー852156論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005895NACSIS書誌IDAN10485504
著者名中園 健太郎
福山 昭吾
吉岡 哲也
堺田 輝貴
久保田 朗
書誌名福岡県農業総合試験場研究報告
別誌名福岡農総試研報
Bull. Fukuoka Agric. Res. Cent
発行元福岡県農業総合試験場
巻号,ページ32号, p.70-75(2013-03)ISSN13414593
全文表示PDFファイル (1697KB) 
抄録福岡県の茶産地で近年発生した冬春期の気象災害に有効な対策技術について,「さえみどり」を用いて検討した。新芽生育初期に当たる2010年3月27日に樹冠面すべての新芽で褐変がみられるような霜害を受けた場合,枝条1節程度の浅いせん枝によって被害の多い葉層表面を除去することで,枝条2節程度の深いせん枝や放任をした場合に比べて被害の軽微な新芽の生育を早め,生葉収量を早期に増加させたと推察された。また,一番茶の全窒素や遊離アミノ酸の含有率は,せん枝の有無や深さにかかわらず大きな違いがなく,品質は同程度であった。これらのことから,新芽生育初期に強い霜害を受けた場合,浅いせん枝によって早期に収量が増加するため,収益減少を軽減できることが示唆された。2011年1月の凍害により発生した赤枯れに対して,前年の11月から遮光率60%資材の直接あるいは間接被覆を行った場合,露地に比べて,被害の大きい成葉を減少させ,その後一番茶の生葉収量を20%以上増加させた。一方,遮光率90%資材の間接被覆を行った場合は,他の処理に比べて赤枯れ被害を著しく軽減させたものの,生葉収量の増加をもたらさなかった。一番茶の品質は各処理とも同程度であったことから,冬期における遮光率60%資材の直接あるいは間接被覆は,赤枯れ発生時の被害を軽減し,収益性を高めることが推察された。
索引語せん枝;被害;増加;新芽生育初期;早期;軽減;一番茶;資材;間接被覆;生葉収量
引用文献数16
登録日2014年01月30日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat