脳特異的miR-29ノックダウンマウス

脳特異的miR-29ノックダウンマウス

レコードナンバー852866論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014138NACSIS書誌IDAN00064044
著者名田辺 寛之
松浦 喜徳
書誌名近畿大学農学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Agriculture of Kinki University
発行元近畿大学農学部
巻号,ページ46号, p.1-14(2013-03)ISSN04538889
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抄録miR-29は哺乳類生物種固有の寿命決定プログラミングの中心的存在として働いている可能性を有するマイクロRNAの1種であるが,遺伝子のin vivo機能の解明において安定な機能損失型表現形質の構築は不可欠である。今回,生物寿命の決定機構と脳組織でのmiR-29の機能的役割との関係解明の手段として,miR-29の機能阻害性アンチセンス鎖を脳内で特異的に発現するBAC tgマウスを作製した。まず,脳特異的に発現し,かつmiR-29が主に存在するアストロサイト内での発現性が特に高い遺伝子として神経栄養因子受容体の1種TrkBの遺伝子Ntrk2を特定した。つぎに,Ntrk2の遺伝子座が挿入されている2種のBACクローンをWeb検索により選択し,これらのNtrk2遺伝子領域間の組換えにより100kb以上の上流発現調節領域を包含した融合BACを作製した。一方で,miR-29の機能阻害活性を有するアンチセンス配列をデザインした後,この配列を含む遺伝子カセットを相同組換えにより融合BAC内のNtrkプロモーター下流に組込んだBAC型トランスジーンを構築した。このトランスジーンをC57BL/6系マウスの受精卵に注入して得られた産仔の中から,染色体にトランスジーンが導入されたファウンダー個体をサザン解析によりスクリーニングした。さらにこのファウンダーと野生型マウスを交配してF1個体を得た。このF1個体の脳,心臓,肺の各組織中の成熟体miR-29をRT-PCRで定量したところ,脳のみでmiR-29RNAコピーの増幅抑制が認められた。
索引語トランスジーン;遺伝子;脳;発現;構築;作製;マイクロRNA;存在;融合BAC;配列
引用文献数62
登録日2014年02月21日
収録データベースJASI, AGROLib

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