イチョウにおけるフラボノイドの生成と制御機構

イチョウにおけるフラボノイドの生成と制御機構

レコードナンバー852996論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00018015NACSIS書誌IDAN00162451
著者名会沢 栄志
兼行 民治郎
寺田 珠実
鮫島 正浩
鴨田 重裕
書誌名東京大学農学部演習林報告
別誌名Bulletin of the Tokyo University Forests
巻号,ページ129号, p.25-35(2013-06)ISSN03716007
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抄録イチョウ(Ginkgo biloba L.)は,葉の抽出エキスが医薬品として欧米を中心に広く利用されている。今回,イチョウ葉エキスの主要成分であるフラボノイドに着目し,その生成と制御機構について調べた。その結果,イチョウの葉に含まれるフラボノールの量は,葉がつぼみ状から開く際に劇的に増加し,その後,生長とともに減少することが確認された。また,フラボノイド合成の出発酵素であるカルコンシンターゼ(CHS)の全塩基配列が決定され,その中には光誘導性遺伝子のプロモーター部位によく見られるG-ボックス配列が確認された。そこで光照射・非照射胚より調製したmRNAの配列を比較したところ,両者から先のゲノムライブラリーから決定したのと同じ配列が,さらに光照射胚からは異なる配列も確認された。イチョウの持つCHS遺伝子には,光刺激に対して応答するもの,しないものと,複数存在することがわかった。イチョウの葉におけるフラボノールの生合成については,光によって誘導され,その制御はCHSを含むフラボノイド生成に関わる酵素により行われていることが示唆された。
索引語イチョウ;配列;葉;フラボノール;CHS;確認;フラボノイド;生成;制御機構;決定
引用文献数17
登録日2014年02月21日
収録データベースJASI, AGROLib

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