採卵鶏の日齢によるSalmonella Enteritidisに対する感受性の比較

採卵鶏の日齢によるSalmonella Enteritidisに対する感受性の比較

レコードナンバー853435論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011607NACSIS書誌IDAN0007252X
著者名青木 ふき乃
村野 多可子
松本 友紀子
石原 克己
椎名 幸一
並木 一男
書誌名鶏病研究会報
別誌名Journal of the Japanese Society on Poultry Diseases
鶏病研究会報
巻号,ページ49巻・ 2号, p.118-124(2013-08)ISSN0285709X
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抄録同一銘柄の白色レグホン種の採卵鶏について日齢とSalmonella Enteritidis(SE)に対する感受性を検討した。試験IからIIIでは孵化直後から7日齢までのひなを用いて,試験IVからVIでは77日齢(大雛)から593日齢の老鶏を含む種々な日齢の鶏についてSEに対する感受性を検討した。試験Iでは0,1,2,3日齢のひな,試験IIでは0,3,7日齢のひな,試験IIIでは0,1,2,3,7日齢のひな15羽ずつを一群として供試し,すべてのひなにリファンピシン(rif)耐性SE-ZK2ax株10 2CFU/0.2mlを経口接種した。接種7日後に解剖して盲腸内容物と肝臓を採取し,菌数を測定した。試験IVでは77,127,493日齢,試験Vでは127,177,500,543日齢,試験VIでは177,227,550,593日齢の鶏群を用いた。各試験とも供試鶏は7羽/鶏群とし,rif耐性SE-ZK2ax株10 5~10 8CFU/0.5ml/羽を経口接種した。接種4日後に盲腸便,7日後に解剖して盲腸内容物と肝臓,脾臓,卵巣,卵管,卵管内卵を採取し,それぞれ菌数を測定した。その結果,試験I,II,IIIのいずれにおいても,0日齢ひなは他の日齢のひなに比べて盲腸内容物,肝臓からの分離菌数が明らかに高く(p<0.01),加齢に伴い菌数が減少する傾向を示した。試験IVでは肝臓からの分離菌数は,127日齢群が77日齢群より明らかに高い値(p<0.05)を示したが,残りの検査部位では日齢の違いによる差は認められなかった。試験Vでは盲腸内容物からの分離菌数は,127,500日齢群が177日齢群より明らかに高い値(p<0.05)を示した。試験VIでは盲腸便からの分離菌数は,593日齢群が177,227日齢群より明らかに高い値(p<0.05)を示した。また,試験IV,V,VIにおいて,卵巣,卵管からの分離菌数は493日齢以上の老鶏群が高い傾向を示した。孵化直後のひなのSEに対する感受性が最も高<,産卵開始前の鶏群および老鶏群の感受性も比較的高かったことは,これらの日齢でのSE防除対策の重要性を示唆する所見と思われる。
索引語分離菌数;日齢;ひな;感受性;菌数;Salmonella Enteritidis;盲腸内容物;肝臓;p&lt;鶏群
引用文献数26
登録日2014年03月06日
収録データベースJASI, AGROLib

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