下刈り省略とその後の除伐がスギ挿し木クローンの成長に及ぼす影響

下刈り省略とその後の除伐がスギ挿し木クローンの成長に及ぼす影響

レコードナンバー870695論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20018854NACSIS書誌IDAA12003078
著者名平岡 裕一郎
重永 英年
山川 博美
岡村 政則
千吉良 治
藤澤 義武
書誌名日本森林学会誌
別誌名日林誌
J. Jpn. For. Soc.
発行元日本森林学会
巻号,ページ95巻・ 6号, p.305-311(2013-12)ISSN13498509
全文表示PDFファイル (1656KB) 
抄録無下刈による雑木からの被圧と除伐を経たスギ挿し木クローンの樹高と根元直径の成長を,階層ベイズモデルで解析した。モデルは成長式の微分型を基に,応答変数を年間成長量,説明変数を期首サイズ,被圧指数とその係数および除伐後の個体の無被圧個体に対する成長量の割合で構成した。各要因に平均値としての固定効果とクローンの変量効果を含めた。被圧指数は,対象木から半径R以内かつその樹高に対する相対高β以上の雑木の梢端を見上げる受光角の和とした。偏差情報基準(DIC)の結果から,Rとβはそれぞれ1.5mと0.75とした。推定した固定効果から,根元直径の成長は樹高よりも雑木による被圧を受けやすく,除伐後の回復が速い傾向がみられた。クローンの変量効果から,両形質で成長曲線の初期勾配および最大サイズにクローン間差がみられた。樹高成長は落葉樹による被圧に対する反応と解除後の回復の速さにクローン間差がみられたが,根元直径には認められなかった。クローンごとの初期勾配と成長回復の速さの間に弱い正の相関がみられた。以上から,下刈り省力化に向くクローンの特性について議論した。
索引語除伐;スギ挿し木クローン;成長;クローン;被圧;樹高;雑木;根元直径;下刈り省略;回復
引用文献数15
登録日2014年04月25日
収録データベースJASI, AGROLib

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