アガロース膜電気泳動法による牛のクレアチンキナーゼアイソザイムおよびアイソフォーム

アガロース膜電気泳動法による牛のクレアチンキナーゼアイソザイムおよびアイソフォーム

レコードナンバー870745論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20038563NACSIS書誌IDAA12483687
著者名佐藤 千尋
大山 貴行
千葉 伸
木戸口 勝彰
安田 準
書誌名産業動物臨床医学雑誌 = Japanese journal of large animal clinics
発行元日本家畜臨床学会
巻号,ページ4巻・ 4号, p.160-165(2013-12)ISSN1884684X
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抄録ヒト用に市販されているクレアチンキナーゼ(CK)アイソザイム分析キット(アガロース膜電気泳動・酵素染色法)を用い,牛のCKアイソザイム分画とMM分画アイソフォームを検索した。健常牛として哺乳牛,育成牛初期,育成牛後期,成牛の計34頭を,疾病牛として白筋症牛6頭を材料に用いた。健常牛の総CK活性値は85.6±28.6 IU/l(平均値±標準偏差)で発育ステージによる差は認められなかった。その一方で,CKアイソザイム分画は加齢に伴った変化がみられ,哺乳牛では脳神経型(BB),骨格筋型(MM),ミトコンドリアCK(mCK)の3分画に,育成牛ではそれらに加えMMとmCKとの間に出現したOther-1分画の4分画に,成牛ではBB分画が消失してMM,Other-1,mCKの3分画に分離された。牛ではハイブリッド型または心筋型(MB)分画は認められなかった。MM分画アイソフォームは,MM1,MM2,MM3の3分画に分離され,発育に伴いMM1の割合が増え,MM2およびMM3の割合が減少する傾向にあった。白筋症牛では,総CK活性値の著増を示したが,それはMM分画の増加に起因していた。6頭中2頭ではBBとMMの間にOther-2分画が出現し,健常牛とは異なるアイソザイムパターンが認められた。またMM分画アイソフォームは,MM1の割合が減少し,MM2の割合が上昇していた。以上から,牛におけるCKアイソザイムおよびアイソフォーム分析は,年(月)齢の違いに注意を要するものの,病態把握に活用できると期待される。今後は,他の家畜では報告のないアイソザイム分画の検証等を含めた,分析の有用性の検討が必要である。
索引語牛;MM分画アイソフォーム;割合;哺乳牛;成牛;健常牛;クレアチンキナーゼアイソザイム;アイソフォーム;分画;CKアイソザイム分画
引用文献数17
登録日2014年04月25日
収録データベースJASI, AGROLib

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