家畜の放牧ゾー二ングによるイノシシの農作物被害軽減効果の検証

家畜の放牧ゾー二ングによるイノシシの農作物被害軽減効果の検証

レコードナンバー871236論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011336NACSIS書誌IDAA11644791
著者名行川 貴浩
風間 達也
福島 達哉
書誌名千葉県畜産総合研究センター研究報告 = Bulletin of the Chiba Prefectural Livestock Research Center
別誌名千葉畜セ研報
発行元千葉県畜産総合研究センター
巻号,ページ13号, p.29-35(2013-11)ISSN13469746
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抄録鳥獣害の発生を予防するためイノシシのすみかとなっている山林と隣接した農地との間の耕作放棄地へ放牧地を設け緩衝地帯を作る放牧(放牧ゾーニング)試験を行い、放牧ゾーニングによるイノシシの農作物被害軽減効果について検証した。2010~2012年度の3年間、イノシシの出没が報告されている千葉県館山市の中山間部の遊休農地約40aを放牧地とし、電気牧柵を用いた黒毛和種成雌牛2頭の放牧を行ったところ、放牧地周辺ではイノシシの出現頻度が近隣の里山や耕作放棄地に比べ減少し、試験開始前は多く見られた獣道・掘り返し跡も減少した。また、放牧実施地区では試験開始前に比べイノシシによる農作物被害や捕獲頭数が減少し、以前は試験地を横断していたイノシシの移動経路が放牧地を避けるように変化したことがわかった。以上の結果から、放牧ゾーニングには隣接農地へのイノシシの侵入を抑制する効果があると考えられ、放牧ゾーニングを地域ぐるみの獣害対策として捕獲や防護柵の設置等の対策と連動して実施することにより、地域全体のイノシシによる農作物被害を軽減する効果が期待できると考えられた。
索引語イノシシ;放牧ゾーニング;効果;放牧地;放牧;減少;農作物被害軽減効果;検証;農作物被害;耕作放棄地
引用文献数7
登録日2014年06月10日
収録データベースJASI, AGROLib

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