ヒメイトアメンボの翅型および体色の変異と生息環境

ヒメイトアメンボの翅型および体色の変異と生息環境

レコードナンバー871590論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20036186NACSIS書誌IDAA12385338
著者名村田 浩平
竹田 直樹
舩渡 亮
片野 學
書誌名東海大学紀要. 農学部
別誌名Proceedings of School of Agriculture Tokai University
東海大学農学部紀要
発行元東海大学農学部
巻号,ページ33巻・ p.17-23(2014-03)ISSN18831516
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抄録本研究の結果,次のことが明らかになった。1. 九州各県において採集した本種成虫の翅型は,微翅型と長翅型に分けられた。微翅型の割合が高い生息環境は,周辺の水田もしくは沼地からの水が流入し,常に湛水状態が維持されている沼地,あるいは年間を通して湛水状態が維持されている水田や耕作放棄水田であった。このことから,本種の微翅型は,干上がることのない安定した水環境が長く維持される場所で多く見られることが示唆された。2. 本種の腹部の体色には,褐色型と黒色型があり,褐色型が占める割合は,8月,9月に高くなる傾向が見られた。また,褐色型,黒色型ともに微翅型,長翅型が見られた。3. 年間を通じて干上がることのない耕作放棄水田における定期的な本種の成虫の個体数の調査を実施した結果,水が干上がらない安定した環境では,本種の微翅型の割合は,年間を通じて高いことが明らかになった。また,落水期間が本種の幼虫期間とずれている水田においては,本種の微翅型の割合が高くなることが示唆された。これらのことから,本種を水稲害虫の天敵として活用するためには,水田における落水時期を本種の幼虫の時期と重ならないようにすることが重要であると考えられる。
索引語微翅型;本種;水田;割合;長翅型;水;湛水状態;耕作放棄水田;維持;褐色型
引用文献数12
登録日2014年07月07日
収録データベースJASI, AGROLib

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