東京都多摩地域スギ・ヒノキ人工林における間伐後3年間の土砂流出量の経年変化

東京都多摩地域スギ・ヒノキ人工林における間伐後3年間の土砂流出量の経年変化

レコードナンバー872059論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20024521NACSIS書誌IDAA12164179
著者名奈良 雅代
荒川 純彦
新井 一司
中村 健一
書誌名東京都農林総合研究センター研究報告
別誌名東京農総研研報
発行元東京都農林水産振興財団東京都農林総合研究センター
巻号,ページ9号, p.7-14(2014-03)ISSN18811744
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抄録スギ・ヒノキ人工林において,森林の持つ土壌保全機能が間伐によって向上するかを検証した。間伐率は本数で30%とし,東京都多摩地域の森林6地点において,間伐実施前後の下層植生の植被率および間伐後の土砂流出量を調査した。下層植生の植被率は,スギ人工林では,間伐前の植被率にかかわらず間伐3年目には50%以上に増加したのに対し,ヒノキ人工林では,いずれも間伐前が1%未満で,間伐から3年経っても10%未満と低かった。一方,間伐後の土砂流出量は,スギ人工林で減少か同程度に推移したが,ヒノキ人工林では増加した。このことから,スギ人工林では,下層植生が増加するため土砂流出が抑制されるが,ヒノキ人工林では,間伐前に下層植生がほとんどない場合,本数30%の間伐では下層植生の生育はわずかであることから,土砂流出の抑制は期待できないことが示唆された。このようなヒノキ人工林で土砂流出を防ぐためには,間伐率,間伐方法,ならびに伐倒木の並べ方等の検証を行い,下層植生の生育を促進するための技術開発が必要である。
索引語ヒノキ人工林;下層植生;植被率;間伐;土砂流出量;土砂流出;スギ人工林;間伐前;増加;検証
引用文献数10
登録日2014年08月01日
収録データベースJASI, AGROLib

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