福島市で採取したシラカシ(Quercus myrsinifolia)の果実と葉における放射性セシウムの汚染状況と移行経路の検討

福島市で採取したシラカシ(Quercus myrsinifolia)の果実と葉における放射性セシウムの汚染状況と移行経路の検討

レコードナンバー872185論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004168NACSIS書誌IDAA11608561
著者名杉浦 広幸
河野 圭助
香山 雪彦
村松 康行
書誌名園芸学研究
別誌名Horticultural research (Japan)
発行元園芸学会
巻号,ページ13巻・ 2号, p.135-141(2014-04)ISSN13472658
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抄録東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う福島市のシラカシ果実と葉における放射性セシウム濃度を定量し,汚染状況と汚染経路を検討した。2010年以前に展開し事故時に存在していたと推定される古い葉の放射性セシウム濃度は非常に高く12,000Bq・kg-1(生体におけるCs-137とCs-134の合計)を超えていた。しかし,2012年度に展開した若葉は300Bq・kg-1未満であり,大きく減少していた。2012年に採取した果実の放射性セシウム濃度は,最大で305±8Bq・kg-1であった。果実の汚染は表面を洗浄しても低下せず,また洗浄後の殻と種子(内部)に差がなく,表面汚染ではなかった。古い葉と新しい葉の放射性セシウム濃度は,ある程度の相関がみられた。また,新しい葉と果実の放射性セシウム濃度にも相関がみられ,果実/葉の比は約0.85であった。果実における放射性セシウム濃度と,株の周囲で舗装されていない部分(根圏域が露出している面積)の割合との間にも比較的高い相関がみられた。以上の結果から,果実と若葉の放射性セシウム汚染は,転流以外にも表層に張る根からの吸収経路の寄与が示唆された。
索引語葉;果実;放射性セシウム濃度;相関;福島市;採取;汚染状況;検討;シラカシ;Quercus
引用文献数23
登録日2014年08月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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