コムギの耐倒伏性の品種間差とその要因

コムギの耐倒伏性の品種間差とその要因

レコードナンバー872232論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014890NACSIS書誌IDAN00189888
著者名松山 宏美
島崎 由美
大下 泰生
渡邊 好昭
書誌名日本作物學會紀事
別誌名Proceedings of the Crop Science Society of Japan
Japanese journal of crop science
日本作物学会紀事
発行元日本作物學會
巻号,ページ83巻・ 2号, p.136-142(2014-04)ISSN00111848
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抄録北海道から九州までのコムギ在来種と育成品種,計94品種を二年栽培し,湾曲型倒伏への耐性と稈長,一穂重,稈基部の形質の関係を検討した。稈長は,両年とも直立のまま成熟した8品種,一年のみ倒伏した29品種,両年とも倒伏した57品種の平均値の順に有意に小さかった。加えて,両年とも倒伏した57品種の稈長と出穂から倒伏までの日数の間には有意な負の相関関係があり,稈長が大きいほど早期に倒伏することが示された。両年とも倒伏した57品種のうち,稈長93.4cm以上のグループでは稈長と出穂から倒伏までの日数の間に有意な負の相関関係があり,稈長93.4cm未満のグループでは稈基部の断面二次モーメントと出穂から倒伏までの日数の間に正の相関関係があった。従って,稈長の大小によって耐倒伏性と関係する形質が異なり,稈長93.4cm以上の中稈及び長稈グループでは稈長が大きいほど,稈長93.4cm以下の短稈グループでは稈基部が脆弱なほど早期に倒伏しやすいと考えられた。また,稈基部の曲げモーメントと断面二次モーメント,曲げモーメントとリグニン含有率の間には有意な正の相関関係があることが示され,リグニン含有率は稈基部の材質を強化し曲げモーメントに影響を及ぼすことが示唆された。
索引語倒伏;稈長;曲げモーメント;稈基部;耐倒伏性;負の相関関係;早期;正の相関関係;出穂;日数
引用文献数19
登録日2014年08月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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