Lactobacillus gasseri LA158からのガセリシンT産生に関する遺伝学的および生化学的証明

Lactobacillus gasseri LA158からのガセリシンT産生に関する遺伝学的および生化学的証明

レコードナンバー872261論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014790NACSIS書誌IDAA11125739
著者名安田 成美
荒川 健佑
川井 泰
中條 貴弘
中村 圭志
鈴木 はるか
伊藤 喜之
西村 順子
牧野 由美子
重信 秀治
齋藤 忠夫
書誌名ミルクサイエンス = Milk science
発行元日本酪農科学会
巻号,ページ63巻・ 1号, p.9-17(2014-04)ISSN13430289
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抄録ガセリシンTはラクタシンFファミリーに属する二成分性バクテリオシンで,その生合成関連遺伝子はLactobacillus gasseriに広く分布していることが知られている。本研究では,ガセリシンTの産生が推定されるヒト乳児糞便由来Lb. gasseri LA158における,ガセリシンT生合成関連遺伝子の完全長を明らかにし,本バクテリオシンの産生を遺伝学的および生化学的手法を用いて検討した。LA158株の塩基配列解析からは,ガセリシンTの生合成,自己耐性,分泌および転写調節に関わる9つの遺伝子(gatPKRTCZAXI)を含む6.3-kbの領域を見出した。9つの遺伝子のうち後半の5つの遺伝子は既に他株で報告されているgat遺伝子と同一であり,9遺伝子のいくつかは他のラクタシンFファミリーバクテリオシンの関連遺伝子と高い相同性を有していた。ガセリシンTの精製は,チーズホエーベース培地でLA158株を培養し,その培養上清を透析後,疎水および逆相クロマトグラフィーに供することで行った。RP-HPLCを用いた最終精製ステップでは,抗菌活性画分が1つの広範囲にわたるピークとして回収された。回収画分のMS分析では,抗菌活性本体としてガセリシンTの二成分(成熟体のGatAとGatX)が共存していることが明らかとなった。以上の結果は,Lb. gasseri LA158がガセリシンT産生株であることを証明するものである。食品に利用可能なチーズホエーベース培地を用いたガセリシンTの産生は,将来におけるガセリシンTおよびその産生菌の食品保蔵への高い利用性を示すものと期待される。
索引語ガセリシンT;遺伝子;Lactobacillus;産生;チーズホエーベース培地;二成分性バクテリオシン;本バクテリオシン;用いて検討;kb;ラクタシンFファミリーバクテリオシン
引用文献数31
登録日2014年08月18日
収録データベースJASI, AGROLib

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