アポスポリー性胚嚢始原生殖細胞(AIC)出現メカニズムの分子的解析

アポスポリー性胚嚢始原生殖細胞(AIC)出現メカニズムの分子的解析

レコードナンバー872630論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20010095NACSIS書誌IDAA11836271
論文副題ギニアグラスを用いた異なる処理方法によるAIC単離と回収の試み
著者名陳 蘭庄
西村 佳子
徐 成体
書誌名南九州大学研究報告. A, 自然科学編 = Bulletin of Minamikyushu University. A, Natural science
発行元南九州大学
巻号,ページ44号, p.27-33(2014-04)ISSN1348639X
外部リンク
全文表示PDFファイル (2746KB) 
抄録アポミクシスは母親の遺伝子型だけが子供の世代に伝わる生殖様式である。この性質が実用されれば,一代雑種の固定による種子生産のコストダウンや,中間母本の固定による育種年限の短縮,ひいては栄養生殖性植物の種子繁殖性への転換が可能になるなど,「緑の革命」以上の経済効果が期待されている。これまで我々はイネ科暖地型牧草であるアポミクシス性ギニアグラスを材料とし,differential screening法を用いて,アポスポリー性胚嚢始原生殖細胞(AIC)の出現時期に特異的に発現する遺伝子,すなわちアポミクシス性特異的遺伝子(ASG-1)のクローニングに成功している。前報では,モデル植物のシロイヌナズナを用い,ASG-1遺伝子を導入してその機能解析に関する研究結果を報告した。本研究では,AICの出現メカニズムの分子的解析の一環として,アポミクシス性ギニアグラスを用いて,まず,異なる発育ステージの子房からAIC細胞の単離方法を確立し,シングルプロトプラストの回収方法の確立を試みた。その結果は以下のとおりである。1) 蕾及び子房の大きさと子房の色は子房の成熟期間と正比例関係にあることが分かった。よって子房の色で子房の発育時期を推定できる; 2) 酵素液に浸した子房をさまざまな前処理を施すことによって,シングルプロトプラストの効率的な単離が可能となった; 3) さらに単離されたシングルプロトプラストは,超微量電子スポイトピコピペットを使って回収することができた。本研究で得られたこれらの技術は,今後のAIC細胞の出現メカニズムの分子的解析に重要な手段となるとともに,アポミクシス現象の全容解明にも重要な情報を提供する。
索引語子房;出現メカニズム;分子的解析;シングルプロトプラスト;アポスポリー性胚嚢始原生殖細胞;回収;単離;固定;アポミクシス性ギニアグラス;AIC細胞
引用文献数13
登録日2014年09月25日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat