黒ボク土ナシ園における豚糞堆肥の窒素肥効を考慮した施肥法の窒素収支改善効果

黒ボク土ナシ園における豚糞堆肥の窒素肥効を考慮した施肥法の窒素収支改善効果

レコードナンバー872639論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名藤田 裕
清水 明
江口 定夫
板橋 直
折本 善之
飯村 強
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ85巻・ 3号, p.175-184(2014-06)ISSN00290610
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抄録化学肥料と堆肥の併用(併用区)および化学肥料の一部を堆肥で代替(代替区)する施肥方法が,黒ボク土ナシ園における窒素動態に及ぼす影響について9年間調査し,以下の結果を得た。1) 収量,生育,果実品質は施肥処理に関わらず同水準であり,樹体地上部の窒素吸収量は135kg ha-1 yr-1程度と推定された。2) 豚糞籾殻堆肥の窒素放出率(100-窒素残存率%)は,施用1年目に56.2%であり,数年程度の連用により見かけ上,堆肥の窒素含量の大部分が施用当年に放出されると推定された。そのため,窒素成分200kg ha-1 yr-1を硫安で施用した化学肥料区と比較して,無機態窒素投入量(化学肥料と堆肥の窒素放出量の合計,1~9年目: 369~474kg ha-1 yr-1)が多い併用区は,4年目以降に土壌溶液の硝酸態窒素濃度(深さ1m)が上昇し,全期間の硝酸態窒素溶脱量が大きく増加した。3) 9年間の窒素収支は,作物の窒素吸収量が処理区間で同等であったことから,化学肥料区に対し総窒素投入量の多い併用区で硝酸態窒素溶脱量が730kg ha-1増加した。また,総窒素投入量を窒素吸収に見合った量に適正化した代替区は,化学肥料区に対し硝酸態窒素溶脱量が62kg ha-1少なく,窒素収支を改善し地下水への窒素負荷低減に有効であった。
索引語硝酸態窒素溶脱量;堆肥;化学肥料;併用区;化学肥料区;窒素;黒ボク土ナシ園;窒素肥効;量;代替区
引用文献数28
登録日2014年09月25日
収録データベースJASI, AGROLib

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