鉛直流路形成が濃厚な粘土懸濁液の界面沈降速度に及ぼす影響

鉛直流路形成が濃厚な粘土懸濁液の界面沈降速度に及ぼす影響

レコードナンバー873031論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015000NACSIS書誌IDAN00347581
著者名中石 克也
大井 節男
書誌名土壌の物理性
別誌名Soil physical conditions and plant growth, Japan
発行元[出版者不明]
巻号,ページ127号, p.11-18(2014-07)ISSN03876012
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抄録流路の形成が界面沈降速度に及ぼす効果については,これまで明らかにされていない。ここでは,体積濃度が気泡上昇によって形成される鉛直流路の形状や流路内を流れる流量に及ぼす効果を検討した。具体的には,読取顕微鏡に接続されたモニターに映し出された画像から界面沈降速度,流路径,流路数を測定した。さらに,これらのデータに基づいて流路内を流れる流量を算定し,Hagen-Poiseuille式から求めた流路の流量と比較した。得られた結果は以下の通りである。固体体積濃度1.1~4.0%では,人工的に気泡上昇させないと鉛直流路が形成されなかった。固体濃度の増加にともない,鉛直流路数は著しく減少するが,一方流路径は増加する。その結果として,体積濃度2.2%で界面沈降速度のピークが見られた。次いで,土粒子間の接触による支持力の効果が無視できるとして,体積濃度ごとにHagen-Poiseuille式を用いて沈降速度から算定した平均流路径(流量径)と実測径との関係を比較した。体積濃度2.2%以下の低い固体濃度では,気泡上昇流による流路径は実測径とほぼ一致したが,2.2%を越える高い固体濃度では算定された流量径は,実測流路径より著しく小さくなった。この事実から,土粒子間の接触による支持力の重要性が示された。
索引語界面沈降速度;流路;流量;流路径;形成;効果;算定;固体濃度;気泡上昇;鉛直流路
引用文献数24
登録日2014年10月28日
収録データベースJASI, AGROLib

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