夏季高温下におけるアサリのへい死

レコードナンバー
873366
論文タイプ
学術雑誌論文
ALIS書誌ID
ZZ20039725
NACSIS書誌ID
AA12521221
論文タイトル(英)
Mortality of Ruditapes philippinarum at high temperature in summer
本文言語
ja
著者名
木村 聡一郎
誌名
大分県農林水産研究指導センター研究報告. 水産研究部編 = Bulletin of Oita Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Research Center (Fisheries Research Division)
発行元
大分県農林水産研究指導センター水産研究部
巻号ページ
4号,p.1-8(2014-07)
ISSN
2186098X
全文表示
PDF(2082KB)
抄録
1983年夏季の異常高温が原因とされる豊前海アサリ大量へい死事例を取り上げて、気象・海象データを整理し、夏季高温とアサリへい死の関連性について検討した。1) 中津市における1980~2012年の気温の長期変動は明らかな上昇傾向を示していた。2) 中津市において2010年8月は高温な気象状況下にあった。1983年7月22日~8月6日についても同様であり、この期間が、アサリ大量へい死の原因とされる異常高温時に当たると考えられた。3) 中津市小祝地先における2010年8月高温下での地温は特徴的な昇温傾向を示すことが確認された。1983年7月22日~8月6日についても同様の昇温傾向が一定期間継続していたと類推され、これが干潟域のアサリ個体の生理活性を低下させたと判断された。4) アサリ大量へい死期間と推定した1983年7月22日~8月6日と同様の高温日が、2003~2012年夏季において頻繁に確認されたことから、近年夏季の干潟域におけるアサリの生息環境は非常に厳しい高温条件下にあると考えられた。5) 近年、アサリ資源が低位のまま、回復しない一因として、夏季高温化による影響が示唆された。
引用文献数
11
登録日
2014年10月29日
収録データベース
JASI ; AGROLib