ブロイラー使用済み敷料への梅調味廃液添加が堆肥化時のアンモニア揮散量と堆肥成分に及ぼす影響

ブロイラー使用済み敷料への梅調味廃液添加が堆肥化時のアンモニア揮散量と堆肥成分に及ぼす影響

レコードナンバー873726論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005654NACSIS書誌IDAN00186755
著者名前田 恵助
橋本 真穂
林 恭弘
豊吉 正成
書誌名日本家禽学会誌
別誌名Japanese journal of poultry science
Jpn. poult. sci.
家禽会誌
日本家禽会誌
The journal of poultry science
Japanese poultry science
発行元日本万国家禽学会
巻号,ページ51巻・ 2号, p.33-42(2014-10)ISSN00290254
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抄録ブロイラーの使用済み敷料堆肥化時におけるアンモニア揮散抑制と,梅干し生産過程で産出される梅調味廃液の有効活用を目的とし,使用済み敷料への梅調味廃液の添加が,堆肥化時のアンモニア揮散量と堆肥成分に及ぼす影響を調べた。ブロイラー出荷後の鶏舎から使用済み敷料を採取し,5%の割合(容積/重量)で梅調味廃液を添加したものをUSW区,5%の割合で水道水を添加したものを対照区とし,それぞれ小型堆肥化実験装置に各5kg充填し,試験1では切り返しを行わず7日間の堆肥化時のアンモニア揮散量を含む窒素収支を調べ,試験2ではアンモニア揮散量と堆肥成分に及ぼす影響を調べるために7日ごとに切り返しを行い,21日間堆肥化実験を行った。試験1においてアンモニアガス濃度は試験開始時から4日目まで対照区よりUSW区が少なくなったが,5日目から7日目は対照区とUSW区は同濃度で推移し,USW区の揮散アンモニア量は対照区に対し13%抑制された。試験2における21日間のアンモニア揮散量は0-7日,8-14日,15-21日のいずれの期間でも,対照区よりUSW区の方が少なく,対照区に対するUSW区のアンモニア揮散量の抑制率は0-7日,8-14日,15-21日でそれぞれ,59.8%,34.3%,5.4%となり,0-7日に最も揮散量を低減させた。一方,対照区とUSW区の堆肥中アンモニア態窒素含量は同様な推移を示したが,pHはいずれの測定点においても対照区よりUSW区が低くなった。堆肥成分では梅調味廃液の添加により堆肥中Na含量がやや高くなり,Ca,Zn含量はわずかに減少した(P<0.01)。以上の結果より,ブロイラー使用済み敷料に梅調味廃液を5%の割合で添加することは堆肥のNa含量をやや高めるものの堆肥化を抑制することなく,堆肥化初期のアンモニア揮散を約13-60%抑制することが分かった。
索引語アンモニア揮散量;USW区;影響;添加;割合;梅調味廃液;堆肥成分;ブロイラー使用済み敷料;使用済み敷料;切り返し
引用文献数47
登録日2015年01月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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