発酵米ぬかの補助的給与が放牧ヤギ群での下痢の発生と糞中細菌叢に及ぼす影響

発酵米ぬかの補助的給与が放牧ヤギ群での下痢の発生と糞中細菌叢に及ぼす影響

レコードナンバー873984論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20019368NACSIS書誌IDAA12018166
著者名金原 徹
安江 健
足立 吉數
松澤 安夫
書誌名Animal behaviour and management
別誌名日本家畜管理学会誌・応用動物行動学会誌
発行元日本家畜管理学会
巻号,ページ50巻・ 3号, p.109-118(2014-09)ISSN18802133
全文表示PDFファイル (1135KB) 
抄録発酵米ぬかの放牧ヤギへの有効性を検討するために,耕作放棄地において周年放牧されているザーネンヤギ群(3~10頭)の5年間にわたる飼育記録から,発酵米ぬか給与前後の下痢発生頻度を比較するとともに,2007年の6,8,10月に,この群内の発酵米ぬか給与個体(G+FRB)と非給与個体(G),および大学農場で舎飼いされている非給与個体(H)(いずれも成雌ヤギ1頭)の直腸糞を採取し,おもに乳酸菌を中心とする糞中細菌数と菌種を比較した。BL培地上で発育した糞便1gあたりの菌数(cfu/g)を測定するとともに,糞便を10 -6希釈して接種したBL培地からランダムに8コロニーずつ釣菌し,16S rDNAのシーケンスで得られた塩基配列の比較によって菌種を同定した。1頭あたりの下痢日数は発酵米ぬか給与開始後の2006年(0.06日),2007年(0.08)で,給与前の2003年(0.75),2004年(0.53)の1/6以下(P < 0.05)に低下していた。糞中の細菌数はG+FRB個体で10 7個cfu/gと,GやH個体(10 5~10 6個cfu/g)に比べて10~100倍高かった(P < 0.05)。G+FRB個体の糞中からは発酵米ぬか由来の乳酸菌であるLactobacillus acidipiscisやPediococcus pentosaceusが分離され,病原性のStaphyloccus属やE. coliの分離頻度はGやH個体より低かった。以上から,補助飼料として給与する発酵米ぬかは,放牧ヤギに整腸作用を有する可能性が示唆された。
索引語G+FRB個体;発酵米ぬか;比較;放牧ヤギ;非給与個体;乳酸菌;菌種;&lt;H個体;発酵米ぬか給与前後
引用文献数22
登録日2015年02月20日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat