リン酸化オリゴ糖カルシウム(POs-Ca(R))のむし歯予防への応用

リン酸化オリゴ糖カルシウム(POs-Ca(R))のむし歯予防への応用

レコードナンバー874096論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20039427NACSIS書誌IDAA12509099
著者名小林 隆嗣
田中 智子
釜阪 寛
栗木 隆
書誌名応用糖質科学
別誌名日本応用糖質科学会誌応用糖質科学
発行元日本応用糖質科学会
巻号,ページ4巻・ 2号, p.133-139(2014-05)ISSN21856427
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抄録我々は,国民の健康に貢献すべく,むし歯のリスクを減らす食品を研究してきた。そして驚くべきことに,むし歯にならないだけでなく,歯の表面が残ったまま内部からカルシウムが失われた,むし歯の初期の状態を積極的に元の状態に戻す働き(再石灰化作用)がある糖質として,リン酸化オリゴ糖カルシウム(POs-Ca(R))を見出した。POs-Caは馬鈴薯澱粉の糖化液より分離・調製される高水溶性のカルシウム素材である。通常のカルシウム塩は,唾液中のリン酸や歯科用品に用いられるフッ素と反応して不溶性の塩を形成するのに対し,POs-Caは溶けた状態のまま歯の表面を通り抜けて歯を再石灰化する。実際にPOs-Ca非配合,POs-Ca配合,POs-Ca・フッ化物配合ガムを作製して1日3回,2週間摂取したときの脱灰エナメル質の再石灰化を,X線を用いて調べたところ,POs-CaおよびPOs-Ca・フッ化物を配合したときに有意に高い再石灰化と,歯の構造の再構築(再結晶化)がみられた。また,実際に初期むし歯で軟かくなった歯の硬さが,もとの硬い状態に戻ることを確認した。さらに,POs-Caのフッ化物との併用では,X線吸収微細構造解析によって,通常のカルシウムとの組合せではみられない効率のよい歯へのフッ素取り込みが観察された。
索引語Ca;歯;状態;むし歯;再石灰化;リン酸化オリゴ糖カルシウム;カルシウム;フッ化物;表面;健康
引用文献数16
登録日2015年02月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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