長期累代飼育がイモゾウムシの交尾能力に及ぼす影響

長期累代飼育がイモゾウムシの交尾能力に及ぼす影響

レコードナンバー890986論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014825NACSIS書誌IDAN00186121
著者名照屋 清仁
熊野 了州
書誌名日本応用動物昆虫学会誌
別誌名Japanese journal of applied entomology and zoology
日本応用動物昆虫学会誌
巻号,ページ59巻・ 1号, p.17-22(2015-02)ISSN00214914
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抄録不妊虫放飼法では,対象とする害虫種の人為的な環境のもとでの大量増殖が必要不可欠である。不妊虫の生産性や作業効率をもとに設定される大量増殖環境は生産される不妊虫の様々な形質に影響を与え,形質の変化がもたらす虫質の低下は,交尾行動を防除手段として利用する根絶事業に大きな影響を与える可能性がある。沖縄県では久米島と津堅島で不妊虫放飼法を用いたイモゾウムシの根絶事業が行われており,現在不妊虫として放飼される増殖系統は2004年に累代飼育が開始され,2012年10月現在44世代が経過している。イモゾウムシの長期累代飼育による交尾能力への影響を検討するため,不妊虫として用いられている増殖系統と同じ糸満市・八重瀬町で採集された野生虫を用いて,交尾行動,交尾競争力,交尾成功,移送精子数について両者の雄を比較した。その結果,交尾行動や交尾競争力は野生虫と違いはないものの,増殖系統の雄は野生虫に比べ移送精子数が増加することが明らかになった。これらの結果から,長期累代飼育による増殖系統の交尾能力の低下はみられず,不妊虫として利用しても根絶事業に影響は及ぼさないと考えられる。
索引語イモゾウムシ;影響;不妊虫;増殖系統;長期累代飼育;交尾能力;交尾行動;根絶事業;野生虫;不妊虫放飼法
引用文献数23
登録日2015年05月22日
収録データベースJASI, AGROLib

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