瀬戸内海西部の屋代島,平郡島における海藻藻場の特性

瀬戸内海西部の屋代島,平郡島における海藻藻場の特性

レコードナンバー891095論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20012308NACSIS書誌IDAA11768091
論文副題特にホンダワラ類とクロメの垂直分布について
著者名吉田 吾郎
島袋 寛盛
森口 朗彦
堀 正和
濱岡 秀樹
高田 茂弘
田井中 剛
加藤 亜記
書誌名生物圏科学
別誌名Biosphere science
Journal of the Graduate School of Biosphere Science, Hiroshima University
広島大学大学院生物圏科学研究科紀要
J. Grad. Sch. Biosp. Sci., Hiroshima Univ
発行元広島大学大学院生物圏科学研究科
巻号,ページ53巻・ p.1-22(2014-12)ISSN13481371
全文表示PDFファイル (3003KB) 
抄録瀬戸内海西部の伊予灘と広島湾の島嶼(屋代島,平郡島)で,大型褐藻のホンダワラ類(ヒバマタ目ホンダワラ科)とクロメ(コンブ目レッソニア科)により形成される藻場の特性を調べた。対象とした藻場は,自然岩礁域およびそれに付帯する礫集積域に形成されているものが8か所,投石による人工礁に形成されているものが3か所であり,ライントランセクト法により植生の垂直構造を明らかにし,そこにみられる法則性と環境要因との関係について考察した。調査では計85種の海藻を確認し,そのうちホンダワラ類についてはヒジキ,ノコギリモク,アカモク,ジョロモク,ホンダワラ等の計14種をみとめた。総じて,ホンダワラ類は潮間帯から水深4m程度までで優占し,クロメは14mを下限にホンダワラ類より深所まで分布した。しかし,平郡島南岸や屋代島南岸では,浅所の岩盤上部にクロメ,その下部の漂砂影響域や礫集積域にホンダワラ類が生育し,植生の垂直構造が逆転している場合もみとめられた。人工礁上では,おおむね自然岩礁・礫集積域と類似した植生が形成されていたが,特に屋代島北岸(広島湾側)では深所で沈積浮泥の影響がみとめられ,クロメの生育は不良であるか植生から欠落していた。藻場の環境特性と植生の関係を解析した結果,平均水深が浅い藻場ではホンダワラ類の平均被度が大きくなり,海底傾斜が大きい藻場ではクロメの平均被度が大きくなる傾向がみとめられた。
索引語クロメ;ホンダワラ類;礫集積域;植生;藻場;形成;垂直構造;平均被度;屋代島;特性
引用文献数40
登録日2015年05月22日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat