ストロンチウム安定同位体比によるタケノコ等野菜の水煮加工品の原料原産地判別法の検討

ストロンチウム安定同位体比によるタケノコ等野菜の水煮加工品の原料原産地判別法の検討

レコードナンバー891571論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20033748NACSIS書誌IDAA12300175
著者名伊澤 淳修
青山 恵介
Shin K.C.
中野 孝教
書誌名農林水産消費安全技術センター食品関係等調査研究報告
発行元農林水産消費安全技術センター
巻号,ページ38号, p.6-15(2014-12)ISSN18837824
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抄録日本産及び中国産のタケノコを原料とした水煮加工品について、ストロンチウム安定同位体比(87Sr/86Sr)を利用した原料原産地判別法を検討した。 また、他の野菜(レンコン、ワラビ及びゼンマイ)の水煮加工品に当該判別法を適用し、原料原産地の判別が可能か検討した。日本産タケノコを用いて作製した タケノコの水煮加工品について87Sr/86Srを測定した結果、タケノコの水煮加工品の87Sr/86Srは、加工に用いた水(加工水)の影響を受ける こと、タケノコの水煮加工品を1 mol/L酢酸アンモニウム水溶液で超音波処理することにより、加工水の影響を軽減できることがわかった。1 mol/L酢酸アンモニウム水溶液で超音波処理したタケノコの水煮加工品(日本産63点、中国産46点)について87Sr/86Srを測定した結果、産地 間で有意差が認められた(p<0.05)。日本産と中国産の判別の境界値を87Sr/86Sr=0.7097としたとき、中国産を中国産と判別する 確率(感度)及び日本産を日本産と判別する確率(特異度)は共に85%であった。さらに、タケノコの水煮加工品の原料原産地判別に用いた超音波処理による 方法を、レンコン、ワラビ及びゼンマイの水煮加工品に適用した。その結果、レンコンの水煮加工品の87Sr/86Srは、日本産と中国産間で有意差が認め られた(p<0.05)。日本産と中国産の判別の境界値を87Sr/86Sr=0.7102としたとき、感度及び特異度は共に89%となり、タケノ コの水煮加工品と同様に原料原産地の判別が可能と考えられた。他方、ワラビの水煮加工品は日本産とロシア産、ゼンマイの水煮加工品は日本産と中国産の 87Sr/86Srが似た値を示し、判別が困難であった。
索引語水煮加工品;日本産;タケノコ;判別;中国産;検討;加工水;レンコン;ワラビ;ゼンマイ
引用文献数11
登録日2015年06月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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