宮城県沿岸の海洋環境と定置網漁獲物の変動

宮城県沿岸の海洋環境と定置網漁獲物の変動

レコードナンバー891625論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20000624NACSIS書誌IDAA11546908
著者名佐伯 光広
書誌名宮城県水産研究報告
別誌名Miyagi Prefectural report of fisheries science
Miyagi Pref. Rep. Fish. Sci.
宮城県水産研究報告
宮城水産研報
発行元宮城県水産研究開発センター
巻号,ページ13号, p.1-5(2013-03)ISSN13464329
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抄録59年間にわたる宮城県沿岸の定置網の漁獲変動について主成分分析によって解析し,得られた結果から児玉らが示した海洋環境区分との関係を考察した。1) 第1主成分の寄与率と固有ベクトルの値から最も大きな変動となっているのは,暖水期に漁獲が増える魚種と冷水期に漁獲が増える魚種のシーソー変動であった。2) 第1主成分のスコアの時系列の変曲点は,児玉らが区分した江島4月定置水温の暖水期と冷水期の変わり目にほぼ一致し,正負の符号は3~4年程度遅れて変化した。スコアが正の時は,カタクチイワシ,サバ類,サワラ,ヒラメ,スルメイカ,アジ類,ブリ類,タイ類の漁獲量が増加し,スコアが負の時はニシン,マイワシ,カレイ類,マダラ,スケトウダラの漁獲量が増加することを示した。3) 1988年以降,江島の4月の平均水温は8℃を上回る暖水年が続いてきたが,2006年以降,冷水年と暖水年が交互に続くようになり,海洋環境に変化の兆しがみられる。4) 海洋環境変化による漁獲対象魚種の変化は,関連産業に与える影響が大きいことから,海洋環境の変化を早めに捉えて魚種の変動を予測することが必要であり,今後も江島を始めとする定地海洋観測と漁獲統計調査の継続が重要である。
索引語変化;海洋環境;変動;暖水年;魚種;スコア;宮城県沿岸;漁獲;児玉;第1主成分
引用文献数7
登録日2015年06月24日
収録データベースJASI, AGROLib

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